No.83 ページ33
ブザーが鳴り響くとたちまち部屋につながる扉が閉まり、その部屋に向かう通路にはたちまちどろどろの液体が噴出し、マネキンを持ってきたスタッフさえも滑り持つところもないため立てない状況になった。
次郎吉「このマネキンに反応した理由はここに張り巡らされているレーザーが固定されておらずずっと動いているからなんじゃよ。だから、ゆっくりレーザーを避けられたとしても動いとるためすぐに見つかってしまうということなんじゃよ。では、“マーメイドの鱗”を見に聞くとするか」
園子「今回も凝ってるわねぇ。おじさま…」
蘭「もしかしたら捕まっちゃうかもね」
歩美「それはないよ！だってあの怪盗キッドだよ！」
元太「でも、ずっとあのビームが動いてるんだぜ？それに、ビームされるとどっろどろの液体掛けられて起き上がれねぇぞ」
光彦「今回はあの怪盗キッドでも難しそうです」
先ほどカメラで見ていた通路に来たが既に綺麗になっており、次郎吉が宝石がある部屋の扉の前に立つと扉が開き、“マーメイドの鱗”はティアラとなって飾られていた。
歩美「わぁ！綺麗！お姫様になれるね！」
次郎吉「見せてやるからちょっと待つんじゃ」
次郎吉はケースを見つめてから手を当てるとガラスケースが開きティアラが触れるようになった
蘭「“マーメイドの鱗”っていうから水色の宝石かと思ったけど赤色の宝石なんだね。Aさんの今日のドレスと同じ色だ」
光彦「ほんとですね！すごい偶然です！」
次郎吉「おぉ！そうじゃな！Aさんどうじゃ？つけてみんか？」
『いや、落としたら怖いですし…』
歩美「Aお姉さん！つけてみて！おねがい！」
元太「A姉ちゃんならぜってぇにあうぞ！」
コナン「Aお姉さんいいって言ってもらってるからつけてみれば？」
蘭「お願いできませんか？」
園子「こんな機会ありませんよ！」
『そこまで言っていただけるなら…』
次郎吉がAを近くに呼び近寄り膝を少し曲げ頭に乗せやすい姿勢になり次郎吉がAの頭にティアラを乗っけると近くのスタッフにカメラでとるように指示をした。
「「「「「「すっごく綺麗！お姫様みたいだよ！」」」」
スタッフ「それでは撮りますね3・2・1」
みんなと映ったものと次郎吉と二人でのものを数枚撮り元の位置に戻してもらった。
また会場に戻り、怪盗キッドが予告した時間に近づくにつれてそわそわとしている様子があった。
Aは興味がなく会場から出てバラ園に来ていた
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作者名：QspriQ | 作成日時：2020年5月18日 0時
