No.54 ページ4
昴「いえ、この坊やから話があると」
コナン「あっでも、昴さんから話があるなら先に…」
横溝警部「だーかーらー‼署に行ってからたっぷりと」
『警部、それじゃだめなんですよ』
横溝警部「A・Reed…どういうことですか？」
『今行ってしまうと、せっかくの証拠を隠滅されるから…ですよ』
横溝警部「証拠って…いったい何の証拠ですか？」
元太「わっかんねぇのかよ！お前」
いっらっと舌打ちを警部に光彦が
光彦「それはもちろんあの女性をこの一角岩に置き去りにして脱水死させた犯人の証拠ですよ！」
横溝警部「おいおい、証拠を隠滅ってことはまさか」
漁師「あぁ。いるんだろうなこの中にその犯人ってやつが」
大戸六輔「ちょっと、待てよ、この中に犯人がいるなんてわかるんだよ！」
開田康次「確かにお嬢様は3か前に俺らが潜っている最中に行方不明になったが…」
青里周平「どっかの悪い奴の船に拾われて、ここに置き去りにされたかもしれねえじゃねえか！」
昴「いや、それはまずない。お嬢様がいなくなったときに「後はよろしく」というメールが来ていたといっていましたね。それが、あなた方の中にいるという証拠ですよ。おそらく犯人はここに置き去りにしたお嬢様をすぐに探させないように、メールを打ったんでしょうが、そうするには誰よりもダイビングからきりあげて船に上がりお嬢様の携帯を探し出し、メールを送信しなければならない。メールは電話と違ってアドレスが残る。お嬢様の携帯からじゃなければ、怪しまれますからね。」
横溝警部「なるほど。そんなメールが来てもおかしくなかったと知っていたあんたたちじゃないとそのメールが打てねえっていう話か。」
大戸六輔「でもよーお嬢様の携帯どこにあるんすか？」
昴「まぁ。僕ならメールを送信した後、この広い大海原のどこかに捨ててしまいますが。」
大戸六輔「じゃ！証拠なんてねえじゃねえか！」
コナン「いや、証拠どころか、お嬢様は犯人の名前を残していったぜ。そうだよね…青里周平さん？」
青里周平「！？おい、変な言い方するなよ。俺が犯人みたいじゃねえか。」
開田康次「それに坊主。なんで知っているんだ周平の名前」
大戸六輔「まだ苗字しか言ってねぇだろ」
コナン「だから、お嬢様が犯人の名前をこの一角岩に刻んでいてくれたんだよ。フルネームで青里周平ってね！」
青里周平「そんな文字どこに？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：QspriQ | 作成日時：2020年5月18日 0時
