名探偵コナン人魚姫～NYの恋～Ⅱ (ページ22)

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No.72 ページ22

すると、玄関の灯りが消され中に入るように催促されるが秀一だけは玄関のそばにいた

『ママ…』

有希子「シー、もう少ししたら分かるからちょっとだけ我慢しててくれる？」

そういわれ、キッチンへ来て人数より1人分多いコーヒーカップを準備していると玄関の開く音がした。

すると話し声が聞こえ、その声は赤井秀一と安室透だった。

透「ぬかったな赤井秀一」

秀一「その言葉…そっくりそちらに返すとしようか…バーボン！」

透「何を馬鹿な…沖矢昴の正体を見破られた時点でお前の負けだ…」

秀一「君が今日ここへ侵入することを…すべて読んでいたとしたらどうだ？合いかぎを作ることも…工藤新一を探れという命を受けることも…」

透「フン…やはりその口を塞ぐには…引き金を引くしかなさそうだ」

すると、優作が玄関の電気をつけた

優作「ゆっくり妻の淹れた紅茶とAが今日撮影でもらったレモンパイでも味わっていってくださいね…」

有希子「レモンとミルク…どちらにします？」

『いらっしゃい、豪勢なおもてなしはできませんけど』

そして、優作を間に挟みながら2人は話し合い彼らのもとに切り分けたレモンパイと紅茶をもっていった。

『どうぞ、ごゆっくり』

透「Aさんは知っていたんですか？」

『何をです？』

透「その、僕が組織の人間ってことをです。」

『…組織の人間っていうのは知っていましたよ。それに、公安の人間ということもね』

透「！？いつからですか！？」

秀一「それは、私も興味があったんだ。さぁ、応えてもらおうか」

『・・・・今は時期ではありません。いつか、必ずお話ししますので、それまで“Stay(待て)”よ？日本とアメリカの凶暴な子犬さん』

透「あなたは僕以上に秘密がありそうだ。」

『そんな、秘密なんて。私を以前のように口説いてみては？』

秀一「なんだ？A。お前以前口説かれたと言っていたのはやはり、彼だったか。」

有希子「なになにぃ？その面白そうな話！私にも教えて！」

その後有希子はなかなかAを話してくれず、ざっくりと安室透に口説かれたことを赤井秀一言ったらかみつかれたとざっくりというと有希子の燃え上がる視線は2人を離さなかったとか…

久々の新一はいないが、家族の時間は温かく、早く組織が壊滅したらまた、4人で暮らせるのではないかと期待を抱いていたAであった。

それからも、Aは雑誌に、広告などの仕事で忙しくしていた。