名探偵コナン人魚姫～NYの恋～Ⅱ (ページ3)

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No.53 ページ3

『どうして、私の部屋に入ろうとしたんですか？』

昴「いえ、そんな。入ろうとなんて」

『普通にドアノブに手をかけただけじゃ、普通に鍵がかかっているということだけですよね？なのに、沖矢さんは、普通の鍵ではないと言った。それは、あなたがピッキングをして入ろうとしたけど入れなかったのでは？それに、なぜ、私が工藤の人間だと？』

昴「いえいえ、コナン君から聞いていたんですよ。以前のライブの時に工藤夫妻が来ていて、その時に工藤Aということを。以前、博士に新一君の部屋に必要なものがあるとかで取りに行けと言われたときに新一君の部屋と思っていたら鍵がかかっていて、新一君の遠い親戚というコナン君に聞くとその部屋はあなたの部屋で、厳重な鍵がつけられているんだということを聞いたんです。」

『…そういうことにしてあげます。』

Aと昴は他愛もない話をしながら船に着き、乗船時と同様に横抱きにしてAを船から降ろした。
そして、スタッフに説明してから再び、一角岩へ行き、しばらくしてから到着した警察に事情を説明し、途中であったとされるダイビングドライバーを連れてきてもらった。
以前、1人で泳ぐことが好きだったお嬢様は水中から上がってこなかったことがあり捜索願を出していたが次の日ひょっこり帰ってきたお嬢様に要らないことをするなと怒られたそうな。だからしばらく何もしないでいたが3日も連絡がないことから今日探していたと。

『(たしか、岩に書かれていた文字は、サバ、コイ、タイ、ヒラメ、それぞれを漢字にすると“鯖”“鯉”“鯛”“鮃”顎マスクをしているのは、ダイバーの“大戸”、顎に絆創膏を貼っているのが同じくダイバーの“青里”右目に眼帯をまいたのが彼らと同様にダイバーの“開田”部首をとると“青”“里”“周”“平”犯人は“青里周平”ね。)』

『そういえば、サバ、コイ、タイ、ヒラメなんて、初めて日本に来たときは読めなかったわ』

元太「姉ちゃんカタカナ読めねえのかよ」

『いいえ。初めてお寿司屋さんに行ったときにね、全部漢字で読めなかったから英語で頼んだのよ』

すると、コナンと昴ははっと閃いた。

コナン「犯人は最初から名乗っていたんだよ。お嬢様をこの一角岩に置き去りにして殺害したのは自分だとな。」

日も暮れ、お嬢様を移動させ、ダイバーに事情聴取を警察署でしようとした時

コナン・昴「「ちょっとまった！」」

横溝警部「なんだ？二人一緒に」