名探偵コナン人魚姫～NYの恋～Ⅱ (ページ19)

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No.69 ページ19

昴「新一君ですか？」

『いえ、どうやらスタッフの一人が記者の人たちにA・Reedつまり、工藤Aは日本にいることはこの間の空港で知られてはいたんですけど、実家に帰っているとスタッフが漏らしたらしくって…』

昴「そうだったんですか。」

『それで、今日は撮影をやめるしかなくなったみたいで。すいません、一回部屋に戻ります』

昴「えぇ。分かりました。」

Aは自室に戻ると先ほどの自称工藤ファミリーリークのサイトへ行くと清水の舞台で蘭ちゃんからキスされる新一の写真と、新一が蘭ちゃんの方においてキスしようとしている物が出てきた。

『(大きくなったと思ったら、こんなことをするために…！)』

すぐさまAはブログの主にメールで

【工藤新一の姉です。京都で起こった事件のことは見なかったことにしてはいただけませんか？工藤Aという確証が得たいのでしたら、こちらへ電話してくださって構いません】

それから、数十分後知らない電話番号から出それをとるとブログの作者だった。

どうやら電話をしたおかげで工藤Aということが分かりサインを頂けたらAの要求を呑むということで話は済んだ。

Aは電話番号を変える手はずをしてから１階に降りると沖矢昴はテレビを見ながらくつろいでいた。

昴「どうやら、落ち着いたみたいですよ？」

『そのようですね。まさかこんなことが夕方まで続くなんて思いもしませんでした。』

昴「世界には顔が似た人間が３人存在するといいますからね」

それからAはリビングで沖矢昴と他愛もない話をしながらくつろいでいると明るい声で玄関を開ける音がした。

優作「ただいま」

有希子「たっだいま～！」

『おかえり、パパ、ママ』

有希子「Aちゃんもかえってきていたのねぇ！」

そういうと有希子はAに盛大に抱き着きてきた。

『ママ、どうしたの？』

優作「どうやら、清水の舞台でのエピソードで機嫌がいいらしい」

『なるほど』

昴「おかえりなさい」

有希子「あら～！昴君！今日は大変だったでしょう？」

有希子が昴に抱き着こうとするところでAが間に入った

有希子「あららぁ？Aちゃんにも春が来たのかしら？」

『違うわよ…立ち話もなんだから中に入って話しましょ。』

優作「そうだな。そういえば聞いたぞ。お前も工藤ファミリーリークの人と話したそうだな」

『ってことはパパも？』

優作「あぁ。私と有希子のサインも渡したよ」