名探偵コナン人魚姫～NYの恋～Ⅱ (ページ1)

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No.51 ページ1

『あらあなたたち、久しぶりね。お話したいんだけれど…あ、あそこの岩でそっちの船に乗せてくれない？』

コナン「Aお姉さん！？僕たちもあの岩に行く予定だったんだよ！」

そうして、一角岩まで泳いだ。

『まさかここであなたたちに会えるなんて思わなかったわ。』

元太「A姉ちゃんはここで何してたんだ？」

『新しいMVを撮っていたの』

元太「MVってなんだ？」

光彦「ミュージックビデオの略称で作品としてその音源にマッチする映像を撮影したもののことですね」

哀「そして、あなたの格好を見る限り、人魚姫と言われるあなたとこの一角岩がらみでの撮影なんでしょ？」

『ご名答。それより、そこにいる男性は？博士はいないのね』

漁師「前にね、この小さな坊やと博士に命を助けてもらってね」

？「私は、東都大学大学院工学部の沖矢昴です。」

『そうなの。』

歩美「でもAお姉さん、きれぇ。本当に人魚のお姫様みたいだね！それに見てみて！夕日、沈んじゃう前にAお姉さんと一緒に写真とろう！」

『ありがと。(でも、人魚のお姫様は泡になって、消えちゃうのよ。まったく、誰が言い出したのかしらね。)』

昴「じゃあ良ければ！僕の携帯でよければ！」

元太「おぉ！まかせたぜ！」

歩美「みんな並んで並んで♪」

そういいながら、歩美はAの近くに子どもたちを寄せて写真を撮ろうとしていたところ、昴さんが哀ちゃんに近づいてきた。

昴「君の後ろの岩。何か文字が…」

サバ、コイ、タイ、ヒラメと削られた岩がそこにはあった。
その横には、岩と岩の間にフィンが挿んであった。Aは岩を伝って、移動しているとそこにはタンクとレギュレータをそばに置いた女性が岩に倒れていた。

『誰かこっちに来てくれない！？ここに女の人がいるのよ！』

コナン「どうしたの！？」

コナンは女性の頸動脈に触れ、亡くなっていることを確認した。
Aは彼女を見たことがあった。

『その女性は赤峰光里金融会社社長の一人娘よ』

コナン「知り合い？」

『いいえ。以前私のもとに彼女がやってきて、少しいちゃもんをつけられて、その時の金持ちアピールをしていたから変に記憶に残っていてね。』

コナン「あはは…」

歩美たちが女性がかわいそうというので移動させてあげようと言い出したがそれを沖矢昴が制した。

昴「いや、遺体を動かすのは、警察が到着してからでもおそくはない。」

光彦「警察！？じゃっじゃこの人は…」