狼になった重岡先生 2

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あの後、ご飯を食べ終えた私達は、就寝時間がやってくるまで、デートの計画を立てた。




終始ニヤニヤしっぱなしの私に呆れたような顔をして笑う大毅。




大毅「そんなに楽しみなん？笑」




A「うん！」




もちろん人生でデートをすることが初めてでは無いけど、大毅とちゃんとしたデートをするってだけで、本当に楽しみなの。




大毅「ほんまは旅行とか行けば人目気にせず楽しめるんやけどなぁ。付き合って１ヶ月で旅行なんて高校生にはちょっと刺激的過ぎやな？笑」




A「え！大人になれば付き合って１ヶ月で旅行行っちゃうの？」




大毅「それは人にもよると思うで？まぁ大体の男は手回すの早いからなぁ〜」




なんて笑って言ってるけど、大毅も男だよね？笑




A「私達って、そういうことしたら犯罪になるのかな？」




大毅「んー...グレーゾーンやな。ま、俺はまだまだAに手出すつもりないで？」




A「え？」




大毅「ほんまに好きな人やから闇雲に手出さへんし、ちゃんと大切にしたい。それに、卒業までは待つって自分の中で決めてんねん。」




真面目な大毅は私と付き合う覚悟を決めた時、既にそこまで考えてくれてたのかもしれない。




A「ありがとう...早く堂々と付き合えるようになるといいな。」




大毅「そうやな。」




そう言った大毅は私の頭をポンポンと撫でると、ギュッと私を抱きしめた。

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