Midnight 2 ページ20
手を頭の上で強く抑えられた
『…どういうつもり?』
セ「さぁ?どういうつもりでしょう?」
ペロッと舌を唇そって動かした
その行為は一言で言えば
“悪魔”
獲物を見つけた悪魔そのものだった
振り解こうと手をゴソゴソと動かすが中々解けない
セ「無駄ですよ?だから言ったでしょう…“逃げる事は出来ない”と、」
『っ…』
セ「さすがのあなたでも抵抗するんですね?」
『悪魔にこんな事されたら嫌に決まってるでしょ?』
完全にペースを乱された
セ「ふふっ、それは調教しがいがありますね」
ネクタイに手をかけた
シュルッと言う音が静かな部屋に響き渡る
(これは、流石にヤバいわ…どんだけ飢えてんだよこの悪魔)
なるべくこの手は使いたくなかったんだけどなぁ…
悪魔が私の首筋に顔をうずめた
髪の毛が首にあたってくすぐったい
私は静かに目を閉じた
そして月を頭の中に浮かべた
『…月光』
そう呟いた
そしてゆっくり目を開いた
セ「何が…
っ!!!」
『よっと…!!!!』
さっきまでビクともしなかった掴まれていた両手を軽々と解いて悪魔を突き飛ばした
・
ル「バーカ
何してんだよ、急に呼び出して…」
窓にルークが現れた
目が月光のように光っていた
『しょーがないじゃん、襲われてたんだから☆』
セ「せっかく二人きりになれたと言うのに邪魔が入りましたね…
して、どうしてあなた方は
目が光っているのです?」
私とルークの眼は同じ色に輝いている
『まぁ、一心同体ってやつ?』
ル「それは俺らが同じだからだよ」
セ「同じ…?」
『ルークは私の忠実な下僕…
まぁ、使い魔ね
私が呼んだらどんなコトがあっても逆らうことが出来ないってこと
そっちの執事と坊っちゃんみたいなもんよ』
悪魔は少し悩んだあと口を開いた
セ「貴方は悪魔ですか?」
悪魔の目が赤くなっている
『何があろうと私の正体を言うことは出来ない。
どうしても知りたいんだったらテイカーに聞いて、多少は知ってると思う
今日はもう遅い…寝かせてくれる?』
セ「えぇ…そうしましょう続きはまた明日
坊っちゃんと」
悪魔がドアに手をかけた。
『…おやすみ』
セ「おやすみなさいませ」
私はあえてその問いに答えなかった
ドアが閉まる
『さて、ここから離れようか
ルーク』
ル「あぁ…」
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ちょこクレープ(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2022年6月18日 10時) (レス) @page35 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
ユッパ - 更新、頑張ってください!まってます。 (2019年9月5日 22時) (レス) id: 707a9255af (このIDを非表示/違反報告)
ハウル(プロフ) - 坂竹会長さん» わー!!ありがとうございます!!喜んでいただけたのなら幸いです…!!虫歯お大事にして下さい!!!(笑) (2018年12月24日 18時) (レス) id: 8b412d7e7e (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 反応遅くなってしまい申し訳ありません…!!そして、リクエストのおこたえありがとうございますッッッ…!!(勘違いだったらどうしよ((殴金髪ボーイも出てきたことだし!((これからも更新頑張ってください!! 最近虫歯になった僕、失礼しました_ーд#_((いらねぇ情報。 (2018年12月9日 17時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
ハウル(プロフ) - 坂竹会長さん» 全然リクエストOKです!!むしろありがとうございます!!少し遅くなるかもしれませんが気長に待ってもられたらと想います…!!いつも読んで下さりありがとうございます!! (2018年7月30日 19時) (レス) id: 8b412d7e7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハウル | 作成日時:2017年12月25日 22時