【黒執事】適当少女は厄介で死神か悪魔か天使かはたまた人間かわからない

Midnight　１ ページ19

窓の奥には真っ暗な世界が広がっていた





『何のよう？眠たいんだけど…？』




何故か目の前の悪魔は笑顔を絶やさない




セ「ふふ、まだ寝かせませんよ？やっと二人きりになれたんですから




今宵、二人で楽しみましょうよ？(ニヤ」




やっと見せた悪魔の顔








『…どういうつもり？？』







セ「少し話しましょうか？

ホットミルクを用意しました」



机に置かれたのは２つのカップどちらとも白い湯気が立ち昇っていた





何も入っていない事は確認できた



セ「どうぞ」




『ん、ありがと』



カップを両手で持ち少し口に流し込んだ
ミルクの中に蜂蜜の味がした





セ「今この状況、お分かりですか？」




察しろと言うような言い方をしてくる




『はぁ、“お前は今逃げる事はできない”って言いたいんでしょ？』





セ「お分かりいただけて良かったです」



『で？何かよう？こんな遅い時間に…

レディが一人の時に来るなんて』



セ「貴方もこちら側に聞きたい事があると思いまして、いい機会でしょう？」




勘付いてたわけね…




『…そうね、じゃあ聞かせてもらうけど何で私の店が分かったわけ？』



私の店は多少人目につかない所に店を置いているそして見つける事はほとんど出来ない

この店に来る事ができるのは

強い

“執念”“怨念”“嫉妬”

を心に秘めたものが導かれる





『簡単には見つからないはずなのに』




悪魔の口角がニヤッと上がった




セ「私達に情報をくれる葬儀屋があるんです、そこで聞きだしました少々手間は取り出しましたが…」




『葬儀屋…？？






ってまさか“アンダーテイカー”？？』




セ「っ…どうしてそれを？」



驚いた顔をしたってことは図星ね…

あの元死神…！！







『まぁ…ね


私の質問に答えたってことはそっちにもあるンでしょ？』



セ「えぇ、では貴方は何者ですか

いくら調べても貴方の事が出てこないこんな事は初めてです」



何回目だよこの質問…


『じゃあ逆に聞くけどなんだと思う？

死神？悪魔？天使？それとも…






人間？』



頬杖をして聞いた



セ「さぁ、どうでしょう…

人間では無さそうですね…」



まぁ、元人間だけど



『せいかーい、人間ではないです！！

じゃあ私は眠たいので出てって下さーい』




面倒くなる予感がしたので強引に突き出した




セ「このままでは終わりませんよ？夜はこれからです(グイッ」



『のわっ…！！』




腕を引っ張られ気がついたときには天井が見えた


そう、ベットに押し倒されたのだ

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