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#25 ページ25

重岡先生の後について教室の中へ。




重岡「ここ。」




先生は自分の机の横に椅子をもう一つ用意して、そこへ座るように私を手招く。




A「失礼します...」




重岡「んで、どこが分からなかったん?」




A「あ、えっと...ここです。」




教科書を開き、指を指す。




重岡「ここめっちゃ説明したところやん!笑」




A「ごめんなさい...私、本当に苦手で...」




重岡「Aちゃんって頭良さそうやけど、意外とおバカさん?」




A「えっ!?...いや、おバカさんと言うか...現代文だけ苦手なんです。どっちかと言うと英語の方が得意です...」




重岡「へぇ〜今度のテスト楽しみにしとくわ笑」




A「!?...そんな事言ってないで教えてください!泣」




重岡「わかったわかった!その代わり...」




A「...?」




重岡「俺が個別で教えるんやから、今度のテスト80点以上取らなかったら、これから毎週金曜の放課後は補習や。」




A「え!...毎週!?」




重岡「ま、俺が教えるんやから80点なんて余裕やけど。」




え、待って待って。
何か重岡先生キャラ変わってない...?




何かもっとこう...
優しくて天使みたいに笑う先生だったのに。




今の重岡先生はイタズラな笑顔をして、意地悪ばっかり言って何か強引で...




重岡「聞いてるん?」




重岡先生はぐっと顔の距離を近づけて、そう囁いた。




A「先...生.....?」




重岡「俺な、そんな皆が思ってるような優しい天使みたいな先生ちゃうで。」




A「...本当の重岡先生は...?」




重岡「...強引で意地悪で最低な教師やと思うで。」




A「.....」




重岡「嫌いになった?笑」




重岡先生にじっと見つめられた私は、必死で首を横に振った。

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青&桃ジャス民 - この小説を読んでみて面白かったので、続編絶対読みます!こんなにはまったのは初めてです! (2018年3月28日 12時) (レス) id: 432bb1cd17 (このIDを非表示/違反報告)
七色ジャスミン - すみません。中間テスト(ちゅうかんテスト)をどうしても(なかまテスト)と読んでしまいます! (2017年3月12日 13時) (レス) id: f423fca6e2 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 藤井凜華さん» ありがとうございます(^^)続編の方うまく書けるか不安ですが頑張ります! (2017年1月4日 23時) (レス) id: f00e268c2c (このIDを非表示/違反報告)
藤井凜華 - うち、狼とかドS系大好きなんですよ これからも、楽しみにしてます (2017年1月4日 23時) (レス) id: 2d5795e7d2 (このIDを非表示/違反報告)
藍可 - そっか。大丈夫だよ! 移行した方にコメントするね! (2017年1月4日 21時) (レス) id: 3934d3416a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひまわり | 作成日時:2016年12月24日 0時

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