重岡先輩と神ちゃんと望と私。 (ページ28)

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勘違い...28 ページ28

それから神ちゃんと少しだけ部活をサボってしまった。

こんなことなんて滅多にないんだけどね。
今日だけ。特別。

神ちゃんと2人きりでこんなにゆっくり話したのは久しぶり。

どれくらい話してたんだろう。
望のこととか、サッカー部の話とか他愛もない話。

気がつけば日が暮れそうで...

智洋「そろそろ戻らな先輩に怒られるな。」

A「そうだね...行こっか！」

そうして神ちゃんと2人で部活に向かった。

部活に戻った私の所へ1番に飛んできたのは望。

望「A！何でこんなに遅かったん？神山先輩に変なことされたんか？」

智洋「あほ！んなわけないやろ！」

A「そうだよ、望。ちょっとお話してただけだよ。」

望「は！ずるいやん！A、今日は俺と2人で帰るの強制やな。」

望がブーブー言ってるけど、神ちゃんは望の事なんか相手にせず、重岡先輩の所へ向かった。

A「わかった。今日は望と2人で帰るから早く練習戻って？」

望「えー...いやや。せっかくAと話せるのに。」

A「帰りにいっぱい話せるから今は練習しよ！ね？」

望「しゃーないな...」

なんて言いながらも私と帰る約束をしたからか少しだけ機嫌が良くなったみたい。

神ちゃんと重岡先輩も笑いあってるし誤解が解けたみたいで良かった。