番外編�� ページ32
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『何笑ってんのよ』
「テメェが馬鹿すぎるからだろ」
『っ、こっちがどれだけあんたに彼女として、女として見て欲しかったか知らないくせに…！』
いつまで経っても余裕気に口角を上げる様にモヤモヤして、イラついて。
不安を隠すために強がることしか出来ない。
ちゃんと目を見て話せない臆病者のくせに。
「俺がいつそんなん好きって言ったよ」
『これは通販で見つけたの。男を魅了するグッズだって。もしこれで爆豪が私に手を出さなかったら、気持ちの問題かと思って……ってあいたたた！！！？』
「心底ムカつく女だなぁ、テメェはよ。 俺は何も言ってねぇのに勝手に決めつけやがって」
頬を引っ張られて気が逸れた瞬間、有無を言う時間も与えられず塞がれた。
さっきの爆豪のように次は私が目を開く番だ。
待たずして口内に入り込む舌は焦りもせずただ私を戸惑わせるだけで。
悔しいのに、嬉しいなんて矛盾が生じる。
彼からは考えられない長い口付け。
確かめるように何度も角度を変えるやり方に心臓がドクドクと心拍数を上げていく。
息が苦しくなって軽く胸を叩けば、満足そうに私の唇を指でなぞった。
「お前がどんだけそんな風になろうとしても、俺は引かれねぇ。俺が引かれたのは、そのまんまのテメェだろうが」
『…』
「軽そうな見た目の女より、チビらしく着飾るテメェがいい。 甘ったるい匂いより、テメェの匂いがいい。 俺はネットなんぞの情報に当てはまるほど、単純な男じゃねぇんだよ」
『爆豪……』
「大体テメェが怖いやら痛いやらほざきやがるから、出せるもんも出せなかったんだよ…！」
『…………え？』
彼氏からの言葉に胸を打たれ、思わず涙を零しそうになっていた。
それは爆豪の衝撃発言によって収まるのだが。
聞けば私とそういう話をしていた時に、"痛い、怖い、召される"なんて言葉を吐き散らかして怯えていたらしいのだ。
正直なところ全く記憶にない。確かに怖い気持ちはあるけど、爆豪がそれを気にして我慢してたなんて誰が予想出来るだろうか。
『……じゃあ私を怖がらせないために、一人でしてたってこと？』
「それ以外理由があんのかよ。勝手に飛び出して行きやがって」
相澤先生。やっぱり爆豪は爆豪だ。
こんなに真っ直ぐでよそ見のない男、絶対いない。
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Ray.(プロフ) - yorusvtさん» はじめまして！コメントありがとうございます。何度も読んでくださってるんですか！？神ですか！嬉しすぎます！ これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2021年8月19日 1時) (
レス) id: 6a8a3c2907 (このIDを非表示/違反報告)
yorusvt(プロフ) - はじめまして！ここまでキャラの特徴がよくでていて＋お話もおもしろくて何度も読んでます！！相澤先生が出てきてくれて嬉しいです笑！続き楽しみにしています。 (2021年8月14日 2時) (レス) id: 83da9e890e (このIDを非表示/違反報告)
Ray.(プロフ) - ころさん» コメントありがとうございます！ 一年ほど経つのにまた読んでくださって嬉しいです…感謝です！ 少し長めの番外編にはなりますが、どうぞよろしくお願い致します！ (2021年8月13日 23時) (レス) id: 6a8a3c2907 (このIDを非表示/違反報告)
ころ - 突然のコメント失礼します！以前からこの作品は読ませて貰っていて、番外編ではまさかの、、、ね？驚いてはいますが、個人的に面白い展開なので更新楽しみにしてます！ (2021年8月13日 19時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
Ray.(プロフ) - ひつじのもふもふﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます！他の作品も見てくださり嬉しいです、嬉しすぎます泣 本日更新するので楽しみに待っててください！これからもよろしくお願い致します！！ (2021年8月13日 9時) (レス) id: 6a8a3c2907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray. x他2人 | 作成日時：2020年3月27日 18時
