謝罪 ページ31
＿＿＿＿＿＿
.
『いやぁ〜申し訳ない』
風邪が治って数日後。
鋭児郎が大阪から帰ってきたため、いつもより豪華なご飯を作って改めて謝罪をした。
「治って良かったな」
『うん、みんな看病ありがとうね』
「次からはちゃんと風呂入ってからでいいから、飯はみんなで作ればいいしな」
『鋭児郎……神』
あれ、鋭児郎 羽生えてない？キラキラ出てるし。
やっぱ神……いや、天使だったんだ。
つんつん頭を撫でていると、口いっぱいに肉を詰め込んだ爆豪が私を睨みつけていた。
『……なに？』
「濡れたまんまじゃ風邪ひくって赤ん坊でも分かるわ、ボケ」
『ご最もだけど、あんたに言われると腹立つ』
「あぁ！？ 本当のこと言っただけだろうが！ 」
『とか言って自分もすぐ着替えなかったくせに！』
「それはてめぇがピーピー泣き喚きやがるから居てやったんだろうが!! つか俺は風邪引いてねぇ!! 」
といつもの如く言い合いをしていると、鮮明にその日のことがフラッシュバックされていく。
雷、爆豪、雨、ブレーカー、ソファ………………
『＿＿＿＿＿＿ ｯ』
頬に感じた温もり
風邪をひいて寝込んでいたから忘れていたけれど、相当訳の分からないことをされていた。
爆豪の顔を見るや否やもう直視出来なくなって、代わりに並べられたご飯を見つめた。
「_＿＿＿＿忘れんなよ」
『……うるさい』
なんで今言うの！？
ほら見ろ、三人とも不思議そうにしてるし！
馬鹿だ、コイツ馬鹿だ。この状況下でニヤケるなんて、絶対に馬鹿だ！！
「顔赤いぞ、まだキツイのか？」
『えっ！？ 全然そんなことないから！』
「そうか。 だけどまた隠すのは駄目だからな」
『う、うん…ありがと』
轟が天然で助かる。
ここまで助けられる日が来るとは思わなかった。
鋭児郎と同じように頭を撫でれば、首を傾げながらまたごはんに手を付け始めた。
私も爆豪なんて無視してご飯を食べようと、箸を持ち直した。
だが、その手は無情にも誰かによって防がれる。
『……鋭児郎？』
私の手を覆う男らしいゴツゴツした手。
隣に座っている持ち主を見ると、それはもう真剣な顔つきで私を見ていた。
「A 」
『どうしたの？』
「俺＿＿＿＿＿＿」
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Ray.(プロフ) - きゃーぽんさん» こちらにもコメントしてくださっていたんですね...ありがとうございます！！！泣泣 これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年5月28日 18時) (
レス) id: 6a8a3c2907 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白くて好きです更新待ってます！ (2020年12月6日 2時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
Ray.(プロフ) - こおりさん» コメントありがとございます。ファ、ファンだなんて嬉しすぎます(泣) ログインできなくてそのままでした、、またご閲覧いただけて本当に感謝です！！あなたは神様です！！ これからどんどん更新していくので宜しくお願い致します！ (2020年8月13日 1時) (レス) id: a96d419ae2 (このIDを非表示/違反報告)
こおり(プロフ) - Rayさんの猫になってでも現れてほしい という作品からRayさんのファンです！！最近Rayさん見かけてないな…もしかしてやめられたのかな…と寂しく思っていましたが、また会えて嬉しいです！(*´▽｀*)これからも応援してます！無理はしないでくださいね！ (2020年8月12日 22時) (レス) id: 335947b1ed (このIDを非表示/違反報告)
Ray.(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます！！ 優しいお言葉をもらいながら返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません！また読んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2020年8月1日 21時) (レス) id: a96d419ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray. x他2人 | 作成日時：2020年5月14日 9時
