鋭児郎 side ページ27
＿＿＿＿＿＿
.
「なぁー、Aって風呂上がった？」
「さぁ？流石にもう上がったんじゃね？」
「だよな、俺先入るわー」
「りー」
各々がリビングや部屋でのんびりとする時間。
爆豪の怒りもようやく収まり、俺と上鳴はゆっくりテレビを見ていた。
明日からまた一時こっち帰って来れねぇし早く寝ないとな。
上鳴の言う通り風呂には誰もいないだろうと思って、ドアを開けると＿＿＿＿
「いてっ！ 硬化する暇もなかった！」
足元にぶつかった物体。
久しぶりに硬化出来ない人の気持ちを味わったと思う。
こんな所に物置いたのは誰だと下を向けば
「＿＿＿＿は、
A……？」
足の指先には見なれた白髪の頭
そこから追うように目線を動かす
真っ白肌を全て露出したAが目を瞑ったまま倒れていた
「っ、おい、A！ おい、聞こえてるか！？」
『・・・』
「どうしたんだよ……っ!! 」
普段なら見慣れない素肌に動揺して、ここから逃げるのは目に見えている。
だけど顔を真っ赤にして息を荒くしているAは、明らかに様子がおかしい。
声をかけながらとりあえず自分が着ていたTシャツを着させる。
「上鳴!!! Aが倒れた!!!!」
「＿＿＿＿＿なにー！？」
「Aが！ た、お、れ、た!!! 」
浴室とリビングでは少しの距離だがやはり声は聞こえずらい。だけどここから一番近いのは上鳴だ。
少しでも人手が多くないと、Aの状況が分からない今、下手なことは出来ない。
するとすぐに廊下をバタバタと走る音が聞こえて、ドアからひょっこり顔を覗かせる。
「切島、なんて？
……って、はああ？！ えっ、ちょっ、A！？」
「俺が入ったらここで倒れてた。とりあえずベッドに運ぶから手伝ってくれ」
「分かった、とりあえずTシャツもっと下まで伸ばしてくんない？見えそう」
「俺のとりあえず着させたんだけど、運ぶとなるとなかなか難しいな」
「…え？」
目を見開いている上鳴を置いて、Aをゆっくり起き上がらせる。
おぶるから乗せろと頼めば、我に返ったようにバタバタと動き始めた。
そしてすぐにかかる重み。
じんわりと伝わる体温のせいか
それとも背中に当たる柔らかな感覚のせいか
変に体が熱くて、一度もAの方を見れなかった。
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Ray.(プロフ) - きゃーぽんさん» こちらにもコメントしてくださっていたんですね...ありがとうございます！！！泣泣 これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年5月28日 18時) (
レス) id: 6a8a3c2907 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白くて好きです更新待ってます！ (2020年12月6日 2時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
Ray.(プロフ) - こおりさん» コメントありがとございます。ファ、ファンだなんて嬉しすぎます(泣) ログインできなくてそのままでした、、またご閲覧いただけて本当に感謝です！！あなたは神様です！！ これからどんどん更新していくので宜しくお願い致します！ (2020年8月13日 1時) (レス) id: a96d419ae2 (このIDを非表示/違反報告)
こおり(プロフ) - Rayさんの猫になってでも現れてほしい という作品からRayさんのファンです！！最近Rayさん見かけてないな…もしかしてやめられたのかな…と寂しく思っていましたが、また会えて嬉しいです！(*´▽｀*)これからも応援してます！無理はしないでくださいね！ (2020年8月12日 22時) (レス) id: 335947b1ed (このIDを非表示/違反報告)
Ray.(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます！！ 優しいお言葉をもらいながら返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません！また読んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2020年8月1日 21時) (レス) id: a96d419ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray. x他2人 | 作成日時：2020年5月14日 9時
