好きなんて、言えないよ。

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そらside









そら「あれ、結愛、Aは？」








結愛「ああ、なんか筆箱忘れたって教室に」







そら「ふーん…」






けど中々帰ってこなくて

しかも例のえいちゃんも居なくて






なんか一気に胸がモヤモヤってして

嫌な気分になった。





だから俺は教室に様子を見に行った









.









.









教室に居たのは、Aじゃなくて

えいちゃんだった









そら「…Aどこ」









エイジ「…走ってどっか行った」









は？なにそれ

筆箱取り行ったのに床にぶん投げられてるし

絶対なんかあったんだろ








そら「Aに何したんだよ」









.









エイジ「別に…抱きしめただけだよ、」









そら「…はぁ？なに考えてんのお前？

そもそも彼女いんだろって」







俺がムカついて思わず俺より背が高い

えいちゃんの胸ぐらを掴んだ。








エイジ「別れたよ」









別れた？

昨日一緒に居たのに？







そら「だからってすぐに手出してんじゃねぇよ

どんだけAが辛い思いしたか知ってんの？







.








…つか、Aは、絶対譲らないから」









.









Aを悲しませるやつなんかに

絶対、絶対譲るもんか。









.

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