好きなんて、言えないよ。

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「そらおはよ！」









何事もなかったかのように、

元気な声で俺に話しかけてくれたA






けど、いつもより目が腫れぼったくて

昨日の夜もまた泣いたんだな、ってすぐ分かった







無理して笑わなくてもいいのにな

無理して笑ってるAは好きじゃないや








エイジ「おはよ」







えいちゃんも何ともなかったような顔で

俺たちに挨拶をしてきた







「お、おはよっ…！！」






声は元気だけど、

顔が無理して笑ってる。







「あっ…私日直だった！

ごめん日誌取ってくるね！！」







理由をつけて、エイジを避けるように

逃げていったA。






Aが行くとえいちゃんは

机に突っ伏して寝てしまった









結愛「ちょっとそら！！」








結愛が忍者のように駆け足で

こちらに走ってきた







そら「なんだよ」








結愛「あの子、まさか振られたりしてない？」







いきなりズバっとストレートに来たから

今飲んだお茶が変なところに入ってむせた。







ツリメ「振られた！？」






後ろで漫画を読んでたみっくんが

漫画から顔を出して言うもんだから






結愛がみっくんに、声が大きい！と

思い切りビンタされた。









ここで話すと、えいちゃんに聞こえるから

俺は2人を廊下に連れてった

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