白雪姫はめぐろの妹 2 (ページ2)

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02 溢れページ2

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久しぶり、元気?

Aなんですか。

あと1本で仕事が終わる、なんて時に
スマホに映ったのは見たくもなかった元彼の名前

最近とても疲れるのに
それに追い討ちをかけるような最悪な人からの連絡に
いつもの様に感情を抑えられずイライラしてしまう

『っ……最悪。』

イライラしてしょうがない、冷静になりたい

そう思って楽屋を後にして自販機に向かう

『今更なんなの、、』

いつもは飲まないブラックコーヒーを開けて
足元を見ていると影が重なった。

岩本「そんな怖い顔すんなよ笑」

『舘様と照くん…いや、何にもないって大丈夫笑』

宮舘「そんな事ないでしょ？目黒とケンカした？」

『ううん……あの、しょーもないんだけどね？』

岩本「おん、」

『いや、大学の時の元彼から…連絡が、きまして』

そう、大学2年から事務所の話が出る数ヶ月前まで
付き合ってた人。

宮舘「それで？」

『あんまりいい思い出ない人だったから、、今更なに？って思ってイライラしてたの…… 』

宮舘「そういうことか笑」

『いや！だってさ、まあいいよ』

岩本「イライラするなら俺らに言って発散した方がいいぞ」

結局明日休みの翔太くんも加わって
仕事終わりにご飯にいくことになった。

岩本「で？どんなんだったの元彼さん」

渡辺「え！？元彼？どういうこと」

宮舘「そうそう、すっかり忘れてたけど笑」

『翔太くん声でかい、響く』

渡辺「ごめんじゃん、、」

『その元彼さー？他に社会人の彼女いて、浮気してたの。っていうか私が浮気相手だったんだ～』

岩本「えっ…… 」

『 1年半、浮気相手。ビックリでしょ？』

昔のことを思い出して、
その苦しさを紛らわすようにお酒を煽る

『お前がそれ知ったなら面倒になるからってそれから連絡も取れなくなった』

渡辺「最低だな、、」

『笑っちゃうでしょ？』

舘様が私の頬に触れた

宮舘「その人のことちゃんと好きだったんだね」

気づかない間に涙が頬を伝っているのが分かった

別れた時、あんなに冷静で居られたのに
泣くことなんてなかったのに

岩本「A、偉かったな」

優しい顔で見つめてくるから
もっと涙が溢れてしまう。

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