Snow drop 【紅一点】 (ページ5)

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#05 痛みページ5

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今日はアクロ中心のダンスレッスン

しばらくドラマの撮影や個人の仕事で忙しかった

ラウ「隈出来ちゃってるけど大丈夫？？」

『全然大丈夫だよ、ありがとうラウ！』

心配させたくなくて誤魔化しちゃったけど
実は3時間くらいしか寝れていない

まぁ、なんとかなるよね

練習も終盤に差し掛かって
着地した途端、右足に激痛がはしる

『いっ、、た』

ラウ「Aちゃん大丈夫！？」

『ああ、大丈夫だよ体勢崩れちゃったごめん笑』

岩本「大丈夫か？無理しないで休んどく？」

『いや、大丈夫いけるよ』

そう言ったけれど右足の痛みは取れない
これ絶対怪我してるんだろうけど、ただでさえ最近
レッスンに参加出来ていなかったのに周りのメンバーに遅れをとる訳にもいかない。

痛む右足を無理やり動かす。

でも利き足だからか、通しの曲の終盤でふらつき

体を床に打ち付けてしまった。

目黒「A！？」

向井「Aちゃんどうしたん！？大丈夫！？」

『っ、、、大丈夫大丈夫笑』

岩本「とりあえず1回休憩いれるか」

周りに気づかれないように外にでると
照くんと呼び止められる

岩本「ちょっとA足出して」

『まだ気にしてたの？大丈夫だっ』

岩本「 A、足出せ」

ああ、もう言うこと聞くしか無くなって足を出すと

さっきよりも腫れて紫色に変色している足首

岩本「A！！なんでそんな足で踊ったんだよ」

『私だけレッスン遅れてるし、、迷惑かけたくなかったの』

岩本「なんですぐ言ってくれないんだよ、このまま踊り続けて悪化したらどうするんだよ」

いつもとは全く違う、低い冷静な声

『ごめんなさい、、、』

岩本「さ、これから病院いくよ！あと、ケガしたら隠さないですぐ言って？わかった？」

『うん』

阿部ちゃんも気づいたのか来てくれて
マネさんに連絡を取って病院へ向かう

岩本「かるっ、飯くってんの？」

おんぶして運んでくれる照くんの背中は大きくて
少しだけ照れくさかった

ラウ「てか、照くんよく気づいたね！」

目黒「そう、A隠すの上手すぎて全然気づけなかった……」

岩本「阿部ちゃんも気づいてたんだけど、Aは心配かけたくないだろうからって俺がね」

『んーー！！もう全部お見通しじゃん、最強！』

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