Into You ～ryuto～ (ページ9)

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あれから1ヶ月程経った。

連絡はと言うと、たまにかかってくる電話ぐらい。

ご飯行こうってのは関西人の社交辞令なのかしら？

今日はお休み。

基本的に週に2日休みがある。

朝はいつも通り目が覚めるから、
シャワーを浴びて、朝食を食べて、いつも通りの生活をする。

ある程度の家事を全部終わらせて、ソファーに座ると、窓から丁度いい風が入ってきて途端にウトウトしてしまう。

でもまだ11時だしなぁ…

なんて考えてもあっという間に夢の中。

＿＿＿～♪ ～♪

まだ眠りが浅いためか、すぐにパッと目が覚めた。

『龍友くん… 』

携帯を見ると＂数原龍友＂の文字。

『 …もしもし』

龍「どうしたん、元気ないやん」

『や…いま寝てたの』

龍「うそやん？起こした？ごめん！」

『んーん、全然大丈夫』

何回か電話するうちに＂龍友くん＂って呼べるようになったし、タメ口で話せるようにもなった。

龍「今日の晩、なにしてる？」

『今日は仕事休みだから、なにもしてないよ』

龍「よし、飯いこ！やっとや～」

『え！急に言われても』

龍「なんで？空いてるやろ？」

だって男の人とご飯とか…いつぶり？って感じだし、緊張するじゃん…

龍「ははっ、いいよなんも着飾らんで。あんときみたいに、普通のAで来てくれたら」

『 …そう？』

龍「うん。そういやなんか嫌いなもんとかある？逆に好きなもんとか」

『タコが苦手で…でもそれ以外は特にないよ』

龍「タコな、うん、了解。肉食べれる？」

『うん、だいすき～』

龍「おし、ほんなら焼肉食いに行こか」

『わかったよ、楽しみにしてる』

龍「俺も！」

『じゃまた連絡して』

龍「おっけー」

うわぁ～…何着よう…

変に着飾ったら逆に笑われそうだし…
いつも通りの服着よっと。

なんか緊張しちゃうけど、楽しみだな。

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