Into You ～ryuto～ (ページ20)

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朝起きて、仕事に行って、時間が合えば玲奈とご飯に行ったり飲みに行ったり。

その相手が百合さんだったり、龍友くんだったり。

何気ないけど、毎日充実してる。

好きな人がいて、

…多分、その好きな人も私のことを想ってくれてる。多分、だけど。

まだ気持ちを伝えた訳でもないし、伝えてもらった訳でもない。

でも、人間ってやっぱり良いように捉えてしまうようで、一緒に買い物に行きたいと言ってくれたり、仕事の合間にご飯に誘ってくれたり。

そんなことされると、同じ気持ちなのかなぁ、なんて思ってしまう。

…と、それを玲奈に話した。思ってることを全部。

玲「向こうが言ってこないんなら、あんたから言ってみればいいんじゃない？待っててもしょうがないじゃん？」

『ん～…まあそうなんだけど』

玲「当たって砕けろ～」

『そだね… 』

玲「良いように捉えていいと思うよ、私の経験談的に」

『脈アリ？！』

玲「大アリでしょ、」

『ん…がんばる』

玲「なんか高校生みたい、笑」

『へ？笑』

玲「ほら、高校のときってさ、こうやって学校おわってからの時間ずーーっと恋バナしたりするじゃん？カフェとかで。それが大人になって、仕事終わりに居酒屋で恋バナしてんの、笑」

『うわぁ、懐かしいねその感じ』

すっごい好きだったサッカー部の先輩とかいたなぁ、って。

『高校時代、玲奈と出会ってたかったなぁ』

玲「なあに気持ち悪い」

『思ったこと言っただけじゃん？！』

玲「まぁ、悪くないね」

『何その言い方～』

玲「ま…こんなことしか言えないけどさ、私すっごい龍友くんとのこと応援してるんだからね」

『うん。だから期待に応えられるように頑張るから！』

玲「なんか進展あったらすぐ連絡ね」

『分かってるよ、』

Aの恋が叶ったらおめでとう会しよ！なんて言ってくれた。

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