11話 コナンside ページ11
駆け寄ってきた櫻羽の頭で慣れた手つきで撫でる服部。俺がコナンの状態でしか呼ぶことのできない彼女の名前を軽々と叫んだ服部を妬ましく思っていたところに追い打ちをかけてくる平次君、という櫻羽の声…服部は名前で俺は工藤君かよ…
櫻羽が乱れた髪を直し始めたところで服部の服を引っ張り、不機嫌丸出しの声で「おい」と声をかけると服部はきょとんとした顔でこちらを見てきた。
コナン「お前、櫻羽とどういう関係なんだよ…」
すると服部はなぜか勝ち誇ったような笑みを浮かべてきた。「…へえ…櫻羽か櫻羽、俺の方が一枚上手やな」と俺が子供の姿になっていることをいいこと見下してくる。…うぜえ…
平次「まあAもお前のこと工藤君ゆうてたしなあ…」
俺が今一番気にいていることを言われカチンときたが、事実なので否定のしようがないし…くっそ、今度櫻羽に電話した時に何が何でも名前で呼ばせてやる!!
平次「その様子だと工藤、お前Aに惚れとるんか?」
図星を付かれ、硬直する。顔に熱がたまっていくのがよくわかった。
平次「…ライバルっちゅうことやな…」
ニヤニヤと笑いながらも少し悲しそうな顔をする服部に少し違和感があったが、服部の言葉に驚きそんなことを気にしている余裕がなかった。
コナン「お前…まさか櫻羽のこと…」
「当たり前やろ?」となぜかドヤ顔をする服部。…俺は櫻羽のことをそこまでよく知っているわけではない。運動が苦手で、真面目で成績が良くて、読書が好き…それ以外のことは知らないが、服部は櫻羽のことをよく知っているように思う。だからと言って負けるつもりはないが、付き合いの短い分不利であるのは事実だ。
コナン「…ぜってー負けねえ…」
服部に聞こえないような小さな声で呟いたはずだったその言葉は服部に聞こえてしまったらしく「こっちのセリフや」と返された。そういえば櫻羽を待たせていたことも忘れて話をしていたな…と思ってさっきまで彼女がいたところに視線を向けるが彼女はいなく、少し焦ったが探偵事務所に入ると蘭や和葉ちゃんと一緒にお茶を飲んでいた。心配させんなよ、と思ったが櫻羽が声をかけずに探偵事務所に入ったとは考えられないので俺たちが聞いていなかっただけだろう。
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フランドール(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!!ただいま新生活に適応中で執筆する時間が取れず、申し訳ありません…落ち着き次第更新するので、楽しみにしていてください!! (4月14日 21時) (
レス) id: 93fb40e7a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続きが気になります！更新楽しみにしています！！！素敵な作品を本当にありがとうございます！ (4月14日 20時) (レス) id: 3989c699fa (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - ジジさん» コメントありがとうございます!!最近思うような文章が書けず、モチベが下がっているので励みになります!!自分がどのように執筆していたのかを模索中なので、待っていてくださると嬉しいです!! (3月19日 7時) (レス) id: 93fb40e7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ジジ - 素敵な作品をありがとうございます！更新楽しみにしてます!応援してます✨ (3月18日 18時) (レス) id: f632db4eea (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - いつまでも待ってます！更新楽しみにしています！応援しています♡ (2月22日 0時) (レス) id: 8fa475efd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フランドール | 作成日時：2020年5月3日 15時
