検索窓
今日:48 hit、昨日:40 hit、合計:94,427 hit

48話 事件 ページ49

凛音side

 特に快斗君と話すこともなくなっため、コナン君を視界に入れながらボーっとしていると、トイレから樹里さんが出てきた。樹里さんがトイレに行ったのはついさっきだったはず…やけに帰りが早い。

 新一も疑問に思ったようで不思議そうな顔をしている。すると、トレイを持ったキャビンアテンダントとさんが通り過ぎた。トレイの上に乗っているのは二人分のクッキーとコーヒー、それをもってコクピットに向かっていく。…国内線にしては珍しい。

 すると樹里さんが席を立ってカーテンに歩み寄っていき、コクピットの中に入っていく樹里さんを新一が鋭い視線で見つめていた。



 しばらくすると樹里さんが戻ってきて、立ち上がった真佐代さんがチョコレートの入った箱を差し出す。

真佐代「牧さん。はい、チョコレート」

樹里「ありがとう」

 樹里さんは迷ったように手を動かして、やがて一つのトリュフを取って、口の中に入れた。

真佐代「毛利さんもいかがですか?」

小五郎「ああ、いただきます」

 無造作に一粒盗って口に入れた小五郎さんは「うんめ―‼」と感動の声を漏らした。

 すると突然、樹里さんが「うっ」と喉を押さえて苦しみだした。

小五郎「どうしました樹里さん⁉」

 小五郎さんとコナン君が樹里さんに駆け寄るが、樹里さんは呻きながら喉をかきむしり、膝をついてのけぞると床に倒れて全身を痙攣させ始めた。小五郎さんやコナン君が必死に呼びかけるが、樹里さんは目を見開き、もがきながら右手を伸ばして…やがて動かなくなった。

 小五郎さんが樹里さんの首に手を当てて、首を横に振った。

お知らせ→←47話 何故



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

フランドール(プロフ) - 返信は遅くなるかもですが、他にもなにか気になった点があったらジャンジャン書いてください!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 結歌さん» ご指摘ありがとうございます!!5話については、完全に私のミスです!!ごめんなさい!!14話については睨めつけると書いてねめつけると読みます。私的には睨みつけるよりもこっちの言い回しのほうが好きなのでこうしていたんですが、分かりにくくてごめんなさい!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみませんm(._.)m これ正しくは白馬を睨みつけるように見てではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 14話 嫉妬のここの部分  なぜがイライラしてきた俺は白馬を睨めつけるよう見してみて「そうかよ」と冷たく言い放った。するとなぜか白馬は声をあげて笑い出した。 (5月25日 17時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5話 後悔のここの部分 明日だって、私が都大会に優勝したからという建前 これ正しくは都大会で優勝したからではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) @page6 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フランドール | 作成日時:2019年12月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。