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42話 危機 ページ43

Aside

 そこからは無意識だった。快斗君の静止の声も聞こえず、ハンググライダーを開くことも忘れて私は屋上からダイブした。…だが、落ちていく新一を見ると、新一がよく使っている腕時計型の麻酔銃を構えていた。
私が息を呑んだ瞬間、後ろから誰かに包み込まれた。

快斗「ったく、お前は…」

 呆れたような声を発した快斗君が私を抱えて麻酔銃をよける。

A「ご、ごめんなさい…」

 私が呟くと、快斗君は「それがお前のいいところでもあるけど…」とぼやく。そういえば、新一は…と下を見ると、キャノピーが勢いよく開いた。

A「なるほど…ハンググライダーにはパラグライダーってことですか…ほんと、抜け目ないですね…」

 ふっと笑った快斗君は私を抱えたまま大きく旋回してビルの間をすり抜けるようにして降下した。…ちょっと待って普通にハンググライダーで飛ぶより怖いんだけど…と感じたため下を見ないように目を閉じた。
足が地に着いたのを感じたところで目を開けると列車の上だった。しばらくすると新一も列車の上に着陸する。

快斗「さすがだな、さっきのパラグライダー、あれも阿笠博士の試作品かい?」

コナン「もう逃げられないぜ。空を飛べなくなったら、お前らもただのコソ泥だ」

 いや、私ハンググライダー開けるし、それに快斗君だって…とチラリと快斗君を見ると、案の定彼は口元を緩ませた。

快斗「じゃあ、そろそろ元の怪盗に戻らせてもらおうかな」

 その時、列車の走る音とともにギリギリと音がした。頭上を見上げた新一が「しまった!」と声を上げる。

 走ってきた新一に「じゃあな」と快斗君が声をかけ、ボタンを押すと同時に私を抱えた。ワイヤーがすばやく巻き上がり、快斗君がハンググライダーのバーをつかまって旋回し、飛んだ。って…

A「あの、快斗君?私自分で飛ぶよ?」

快斗「ん…今日はこのまま」

 ニヤリと笑ってそういう快斗君に「わかりました」とあきらめ気味に言う。正直自分で飛ぶ方が怖くないんだけどね…

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フランドール(プロフ) - 返信は遅くなるかもですが、他にもなにか気になった点があったらジャンジャン書いてください!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 結歌さん» ご指摘ありがとうございます!!5話については、完全に私のミスです!!ごめんなさい!!14話については睨めつけると書いてねめつけると読みます。私的には睨みつけるよりもこっちの言い回しのほうが好きなのでこうしていたんですが、分かりにくくてごめんなさい!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみませんm(._.)m これ正しくは白馬を睨みつけるように見てではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 14話 嫉妬のここの部分  なぜがイライラしてきた俺は白馬を睨めつけるよう見してみて「そうかよ」と冷たく言い放った。するとなぜか白馬は声をあげて笑い出した。 (5月25日 17時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5話 後悔のここの部分 明日だって、私が都大会に優勝したからという建前 これ正しくは都大会で優勝したからではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) @page6 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フランドール | 作成日時:2019年12月7日 20時

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