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41話 対峙 ページ42

Aside

 私と快斗君が扉に背を向けるようにして立っていると、扉を開ける音がしてゆっくりと足音が近づいてきた。

コナン「もうゲームは終わりにしようぜ、コソ泥さん」

快斗「…そうだな」

 快斗君のその言葉を合図に振り返って新一に向き直る。こうやって誰かと対峙するのは初めてなので緊張を悟られないようにポーカーフェイスを貫く。

快斗「君とかくれんぼするには、日が暮れすぎたよ…探偵君」

 快斗君が不敵に笑ったのを見て、一歩前に出てスカートをつまんで軽く礼をした。

A「はじめまして、名探偵さん…怪盗フランドールです」

コナン「軽口叩けんのも今のうちだ。そろそろ、ケリをつけようじゃねーか」

 新一はそういって片膝をつき、靴についたスイッチのようなものを押した。快斗君が私の前に立ちながらシルクハットの鍔に手をかけながて「ああ」と頷く。

快斗「恋人が夕飯作って待ってるからな」

 恋人…夕飯…ああ、青子ちゃんのことかと私が一人で自己完結していると「コナン君、夕飯出来たよ‼」という私の声が…私の声⁉⁉

A「ちょっ…」

 私がそういって快斗君の腕をつかむと快斗君は口に人差し指を当ててしーっと言った。新一は…私の声が後ろから聞こえたのか振り返っている。快斗君はその間にトランプ銃を構え、新一に向けている。新一がはっとこちらを向いた。

 快斗君は再び私の声で「早く来ないと食べちゃうよ」と言いながらトランプ銃を発射した。トランプをよけた新一がベルトのバックルに手をかけると、突然ボールが現れ、私たちに向かってボールをける。
そのボールを私はかわし、快斗君はかわすと同時にトランプ銃を撃った。
快斗君はトランプを乱射し、新一はトランプをかわしていくが、やがて新一の背中に柵が当たった。

快斗「どうやらケリがつきそうだな、探偵君」

コナン「……ああ、そうだな」

 快斗君はトランプ銃を構え、撃った。新一はすばやく移動してトランプを交わしたが、踏み込んだ足がふらつき、

コナン「うわ……っ!」

 バランスを崩した新一の体が柵の下をすり抜け、屋上から落ちた。

42話 危機→←40話 酷似



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フランドール(プロフ) - 返信は遅くなるかもですが、他にもなにか気になった点があったらジャンジャン書いてください!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 結歌さん» ご指摘ありがとうございます!!5話については、完全に私のミスです!!ごめんなさい!!14話については睨めつけると書いてねめつけると読みます。私的には睨みつけるよりもこっちの言い回しのほうが好きなのでこうしていたんですが、分かりにくくてごめんなさい!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみませんm(._.)m これ正しくは白馬を睨みつけるように見てではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 14話 嫉妬のここの部分  なぜがイライラしてきた俺は白馬を睨めつけるよう見してみて「そうかよ」と冷たく言い放った。するとなぜか白馬は声をあげて笑い出した。 (5月25日 17時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5話 後悔のここの部分 明日だって、私が都大会に優勝したからという建前 これ正しくは都大会で優勝したからではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) @page6 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フランドール | 作成日時:2019年12月7日 20時

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