20話 盲点 ページ21
凛音side
中森「だから言ったでしょ⁉キッドを侮ると痛い目に遭うと‼」
あの後、蘭と合流して大博物館に入ると、中森警部の叫んだ声が博物館内に響いた。
少し耳がキーンとしたけど、青子ちゃんの大きな声はお父さん譲りなのか…とぼんやり考えた。
中森「最初から警察のヘリを張り込ませておけばこんなことには…」
次郎吉「ならば汝には予測できたかのォ中森警部…?彼奴が中天を闊歩してくると……」
そりゃあ予測できるわけがありませんよね…というか、相手が予想できるような手口で宝石を盗むわけがないじゃないですか…
私たちは常に相手が予測できないような手口を研究しているんですから
次郎吉「それに今夜は下見、彼奴が予告したのは明日じゃ…彼奴のやり口が分かっただけでも善しとすればよかろう…」
完全に騙されているようですね…理由もなしに快斗君がこんなに派手なデモンストレーションをするわけがないんですがね…
まあこれも私たちの作戦の一部なので、うまくいってよかった。というのが私の意見だけど…
次郎吉「なーに、盗らせやせんよ…儂が世界中を駆け巡ってやっと手に入れたあの『大海の奇跡』はな‼」
上を見ると、逆さまになった女神像があった。
どうやら、回転して本物と偽物が入れ替わる仕組みになっているようだ。
中森「フン…こんな小細工、キッドにすぐに見向かれて…」
次郎吉「もちろんこれで彼奴の目を謀れるとは思っとらんよ…」
まあ、幾ら偽物の宝石を用意したところで快斗君には意味をなさない…だって快斗君にとって本物の宝石と偽物の宝石を見分けることなど造作もないんだから…
次郎吉「気奴は明晩、同じ場所で会おうとほざいて消え失せた…ならば待ち構えてくれようぞ…この周辺一帯の建造物を全て借り切り、今夜の何倍ものヘリと警備員を張り込ませてな!」
まあ、どんなことをしようとあなたたちの勝手ですが、今日と全く同じ手口が宝石を盗むと思っている時点で快斗君は捕まえられませんし…この場に怪盗キッドの協力者がいると気づいていない時点で逮捕は無理でしょうね…
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フランドール(プロフ) - 返信は遅くなるかもですが、他にもなにか気になった点があったらジャンジャン書いてください!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 結歌さん» ご指摘ありがとうございます!!5話については、完全に私のミスです!!ごめんなさい!!14話については睨めつけると書いてねめつけると読みます。私的には睨みつけるよりもこっちの言い回しのほうが好きなのでこうしていたんですが、分かりにくくてごめんなさい!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみませんm(._.)m これ正しくは白馬を睨みつけるように見てではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 14話 嫉妬のここの部分 なぜがイライラしてきた俺は白馬を睨めつけるよう見してみて「そうかよ」と冷たく言い放った。するとなぜか白馬は声をあげて笑い出した。 (5月25日 17時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5話 後悔のここの部分 明日だって、私が都大会に優勝したからという建前 これ正しくは都大会で優勝したからではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) @page6 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フランドール | 作成日時:2019年12月7日 20時