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私の昔の記憶には、
必ず崇ちゃんが居た。
同い年で、お家が隣で、
ママと、崇ちゃんのママが仲良くて、
いっつも一緒に遊んでいた。
幼稚園から帰ったら、
急いで着替えて、崇ちゃん家に行った。
インターホンなんて使わずに、
崇ちゃん家の前で大声を出す。
「 たーかーちゃん！あーそーぼー！ 」
私がそう言うと必ず、
崇ちゃんが窓から顔を出して、
「 ちょっと待ってー！ 」と言う。
これが、毎日続いていた。
だから、近所のおばちゃんには、
「 仲良しさんやね 」って言われていた。
「 せやで！崇ちゃんのこと、大好きやから！ 」
今の私は到底言えないことも、
昔の私なら軽々と口に出来ていた。
暫くして、崇ちゃんが出てくると、
両手には沢山のオモチャがあった。
「 今日は、どれで遊ぼう！ 」って、
毎日公園に行って、考えていた。
砂場で遊んでいると、
小学生の男の子がやって来て、
私の持っていたオモチャを奪った。
涙目になりながらも、
「 返して！ 」って言うけど、
その男の子は返してくれなくて、
終いには泣いてしまう…というのが一連やった。
「 や〜い、泣き虫〜！泣き虫A〜 」
「 泣き虫とちゃうもん！ 」
「 じゃあ泣くなよ〜！ 」
意地悪に笑った男の子は、
そのオモチャで遊び始めてしまった。
ちょうどその時崇ちゃんは、
トイレに行ってて、この場には居なかった。
グズグズと泣いていると、
崇ちゃんが物凄い勢いで走ってきて、
その男の子の前にドカっと立った。
祟裕「 そのオモチャ、俺のなんやけど 」
「 は？自分のなん？ 」
祟裕「 あと、A泣かせた。謝ってや 」
「 何で謝らなあかんねん 」って、
崇ちゃんをどついた男の子
同じことするんかな…って思ったけど、
崇ちゃんはそんなことせずに、
「 返してや 」って何度も言っていた。
その男の子は、
チッ、と舌打ちをしてどこかへ行ってしまった。
崇ちゃんは私にとって、スーパーヒーローやった。
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ありさ(プロフ) - 読みました、とても面白かったです！いつもこの作品にキュンキュンしまくってました！続編って聞いてすごく嬉しかったです(^-^)27日を楽しみにしてます！頑張って下さい！応援してます！ (2017年4月26日 19時) (
レス) id: db0fdd9cc8 (このIDを非表示/違反報告)
omiryu(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！崇ちゃんが貴ちゃんになってますよ！ (2017年4月25日 20時) (レス) id: d3c2dd9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - キュンキュンしまくってます！これからも更新頑張って下さい！応援してます。 (2017年4月21日 20時) (レス) id: db0fdd9cc8 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 面白すぎ！！笑笑(*｀▽´*)更新頑張ってください！(^з^)-☆待ってます (2017年4月20日 21時) (レス) id: 2d0f881b02 (このIDを非表示/違反報告)
mothernature110(プロフ) - マーマレードボーイみたい…(*´Δ｀*)(笑) (2017年4月20日 21時) (レス) id: 167eecf0f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ
| 作成日時：2017年4月19日 8時
