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You side
シンデレラ城に二人で向かう。
早く行きたくて、
繋いでたたくちゃんの手を引っ張って走ろうとすると、
全然走ろうとしてくれないたくちゃん。
『たくちゃん体力ない、』
タクヤ 「もう年なんだよ、」
『早いわ笑』
.
『やっぱシンデレラ城いいよなー、、』
一人、シンデレラ城に駆け寄る。
『夢と魔法の王国♡』
タクヤ 「A」
『んー？』
名前を呼ばれ、たくちゃんの方へ振り返る。
.
.
タクヤ 「……Aが大学卒業したら、結婚しよう」
『！！！！』
タクヤ 「四年後、結婚しよう」
タクヤ 「一生守る」
タクヤ 「そばにいてほしい」
.
もうすでに涙で前がほとんど見えない状態。
それでも見えるくらいに輝くものを差し出され、
涙が止まらない。
タクヤ 「返事は？」
『お願いします、』
嬉しくて仕方なくて、たくちゃんに思いっきり抱きついた。
『たくちゃん大好きありがとう』
たくちゃんは号泣している私の手を取って優しく指輪をつけてくれた。
タクヤ 「珍しく素直じゃん」
『たくちゃんが好きやから』
タクヤ 「……ストレートすぎるんだよ、」
少し照れてるたくちゃん。
『ストレートに伝えたいねんもん』
『……たくちゃんは、？』
.
タクヤ 「……好きだよ、俺も」
『///』
タクヤ 「Aのこと絶対幸せにする」
タクヤ 「大切にする」
タクヤ 「何があってもAのことを好きな気持ちは変わらないから」
いつも通りのたくちゃんも好き。
たまに甘くなってデレるたくちゃんも好き。
でもやっぱりいつでも優しいたくちゃんが大好き。
.
.
人なんて信用できない。
結局は傷つくのを怖がってただけだった。
そんな私を変えてくれたのはあなたで、
そんなあなたを変えたのは私。
.
私が闇に閉じこもっていなければ始まらなかったかもしれない恋。
そう考えるとすべてはあなたに出会うため。
私の中の闇と恋はいつしか繋がっていたのかもしれない。
fin.
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作者名：たれめ | 作成日時：2019年10月28日 16時
