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You side
私、信用されてへんのかな、?
もう私のこと好きじゃなくなっちゃったかな、?
たくちゃんに冷たくつけ離されることほどつらいことはない。
楽屋で一人、ため息をつく。
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タクヤ 「A」
『……たくちゃん、』
たくちゃんの目が怖くて見れない。
『ったくちゃん』
『私が好きなのはたくちゃんだけ、』
タクヤ 「じゃあなんであんな照れてたわけ?」
『それは–––』
私が言おうとしたら唇を塞がれた。
いつもより雑で荒いキス。
『ちょっ、///』
『たくちゃ、、』
タクヤ 「お前が悪い」
『ちょっ、待っ、、』
タクヤ 「俺を妬かせたお前が悪い」
突然唇を離され、至近距離で言われる。
タクヤ 「あの顔は俺のだっつっただろ、」
タクヤ 「俺以外の男見るなよ」
タクヤ 「俺だけ見てろよ、」
『違っ、』
私が反論しようとするとまた雑に唇を塞がれる。
抵抗しながらなんとか言葉を発する。
『待ってたくちゃ、』
『瑞生の頭の撫で方がたくちゃんと似てて、』
タクヤ 「……は、?」
『…あ、あとたくちゃんに会えるからってテンション上がってて』
『それを瑞生に指摘されて恥ずかしくなって、、』
目を伏せて下を向いた瞬間、
さっきとは大違いの優しいキスを落とされた。
タクヤ 「ごめん、」
タクヤ 「余裕なさすぎた」
『ううん、、私こそ、、』
タクヤ 「Aのことになると俺ほんと余裕なくなる」
タクヤ 「不安になる」
『私が不安にさせてる、?』
タクヤ 「いや、ただ単にAのこと好きすぎるからだと思う」
恥ずかしげもなくそんなことを言ってのけるたくちゃん。
タクヤ 「………俺独占欲強いみたい、笑」
『……いいよ、?』
タクヤ 「ん?」
『独占欲強いの嬉しいもん』
『愛されてる感じするし、、』
何言ってんねやろ、、
でも私の口は気持ちより先走って、止まらない。
『私たくちゃんのこと大好きやもん、///』
タクヤ 「……お前な、」
呆れたような照れたような顔をしたたくちゃんの顔が近づいてきて、唇が重なった。
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作者名:たれめ | 作成日時:2019年10月28日 16時