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Takuya side
事務所でAを見かけて、
声をかけようと思ったらまた瑞生と話していた。
でも今回は話してただけじゃなくて、
瑞生に何か言われて照れてたり、頭撫でられて照れてたり、、
さすがに腹が立ってAの話も聞かずに戻ってきてしまった。
.
瑞生が好きなら別にいいとか言ったけど、
いいわけない。
瑞生に渡してたまるか。
俺のなんだよ。
俺のAなんだよ。
.
自分で言ったくせに、
Aが本当に瑞生が好きだったらどうしようとか、
Aが俺に呆れてたらどうしようとか、
ネガティブなことしか出てこない。
.
カイ 「タクヤどーしたの」
『え、？』
カイ 「いや、めっちゃ眉間にしわ寄ってるから」
『……まじか』
その場にいたコーイチとカイとリョウガに話を聞いてもらうことにした。
カイ 「ちょっと照れただけじゃないの」
コーイチ 「A純粋やしなー」
『あの顔は俺のなんだよ、』
リョウガ 「あ、の、顔、は、俺、の、♡」
『リョウガまじうざい』
カイ 「せめてちょっと話したら？」
カイ 「てかAが違うって言ってんだったら信じればいいじゃん」
『……別に信じてないわけじゃねーけど』
カイ 「もっと余裕持てって」
カイ 「Aの彼氏はタクヤなんだから」
コーイチ 「Aの彼氏さん♡」
リョウガ 「頑張れ♡」
うざいコーイチとリョウガは無視。
『あいつのことになるとほんと余裕なくなる、』
カイ 「それだけ好きなんでしょ」
リョウガ 「きゃっ、♡」
コーイチ 「きゃっ///」
こいつらまじうざい。
カイ 「Aの話も聞いてあげな」
『………ちょっと話してくる』
Aを探しに楽屋を出た。
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作者名：たれめ | 作成日時：2019年10月28日 16時
