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次の日、私は早起きして準備を始めた。
ナチュラルメイクして髪を巻いて、部屋を掃除して。
落ち着きのない私を見てお母さんは笑うけど、私は必死だった。
母 「ほら、勇斗くん来たよ」
『う、うん』
「お邪魔しまーす」
私とは大違いで呑気に入ってきた勇斗は、私の部屋に直行した。
「うわーめっちゃ懐かしいなこの部屋」
『…本当に覚えてる？』
「覚えてるわ笑」
『ふーん…』
約5年会えなくて、ずっとテレビとかスマホの中で見てた人が私の部屋にいる。
「よし、行くか」
『え、どこに？』
まだ家に来て10分もたってないのに、私の言葉にも返事せず、
勇斗は私の腕を引いて家を出た。
『え、意味わかんないんだけど』
私が何を言っても無視。
そして連れて来られたのはあの木の下だった。
『ほんとに意味わかんない』
『ねぇ昨日来たじゃん』
『連れてくならどっかもっといいとこ–––』
「好きだよ」
『……え』
「15年間くらい、ずっとAのこと好きだった」
「5年前Aに告われた時はもっと大きくなってからって思ってたから」
「だから今日迎えに来た」
『………遅いよ』
「…ごめん」
『遠い存在になっちゃったから』
『…もう私のことなんて忘れたと思ってたのに』
「忘れるわけねーじゃん」
『……ずるいよ、遅いよバカ』
私は泣きながら勇斗に抱きついた。
「……泣き顔相変わらずブサイク笑」
『うるっさい』
そう言いながらも優しく頭を撫でてくれるのが心地良い。
『私も好きだよずっと』
「ん…」
顔を真っ赤にしてるのバレてるけど見ないフリしてあげるから、
「ちょ、お前痛いって！」
会えなかった分思いっきり抱きつくのくらい許してよね。
–––––––––––
紡さんよりリクエスト頂きました作品です。
遅くなって申し訳ないです…
リクエストありがとうございました！
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たれめ(プロフ) - ｽﾃｰｷさん» コメントとリクエストありがとうございます！リョウガくんとユーキくん了解しました！リクエストして頂けるのが本当に嬉しいので全然大丈夫です＾＾時間がかかるかもしれませんがお待ち頂けると嬉しいです^ ^ (2021年1月18日 18時) (
レス) id: 3703a6e34f (このIDを非表示/違反報告)
ｽﾃｰｷ(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも楽しくお話拝見させていただいてますっ！リクエストなのですが、リョウガさんとユーキさん2人から言い寄られる…みたいなお話が読みたいです！抽象的なリクエストで申し訳ないです…お時間あるときにぜひお願いします(_ _) (2021年1月18日 2時) (レス) id: e32c6d047e (このIDを非表示/違反報告)
たれめ(プロフ) - りあなさん» コメントとリクエストありがとうございます！カイくんと玲於くん了解しました！お気遣いありがとうございます、だいぶ先になってしまうかもしれませんがお待ち頂けると嬉しいです＾＾ (2020年12月3日 7時) (レス) id: 3703a6e34f (このIDを非表示/違反報告)
たれめ(プロフ) - みーなさん» コメントありがとうございます！細かい設定ありがたいです笑ありがとうございます^_^少し時間時間がかかるかもしれませんが書いてみますね＾＾リクエストありがとうございます (2020年12月3日 7時) (レス) id: 3703a6e34f (このIDを非表示/違反報告)
りあな - 初めまして、コメント失礼致します。"高校生の彼女と大学生の海くんのお話し"と、"年上玲於くんと子供扱いされる幼なじみちゃん"のお話を書いていただきたいです！お時間ある時で構いませんので宜しくお願い致します(><) (2020年12月2日 23時) (レス) id: ac15834d8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たれめ | 作成日時：2020年9月30日 12時
