反抗期 ページ11
You side
『夢人、これ持って行きなさい』
夢人 「………」
夢人が五年生になって、反抗期に入ってしまいました。
『あーあ、かわいかった夢人はどこに、、』
タクヤ 「我が子ながらいい子だし反抗期ないかもとか思ってたけど」
タクヤ 「そう上手くはいかないか笑」
天音 「お兄ちゃん反抗期なのー?」
『まあそんな年頃やねー笑』
天音 「天音には優しいよ?」
『妹には甘いからねあの子笑』
普通の子の反抗期ってそんなもんなんかな。
一度は通る道やし、仕方ないと思いながらもやっぱりちょっと寂しい。
『天音も行かないと遅れるよ』
天音 「ほんとだ!いってきます!」
『いってらっしゃい』
タクヤ 「今日どうする?」
『久しぶりにお買い物行きたい』
『夏服そろそろ欲しいな』
タクヤ 「見に行こっか」
最近2人とも仕事が続いていたから休み自体が久しぶり。
『これ夢人に着せたい』
タクヤ 「着るかな笑」
『えー絶対似合うと思うねんけどなー』
なんでもかんでも買い与えるのもな、と思いそれは断念。
『声を荒げないだけマシなんかな』
タクヤ 「反抗期?」
『うん』
お昼時になったのでカフェに入って腹ごしらえ。
『反抗期って人によるやろうけどさ』
『物に当たったり、叫んだり、手あげたりとか』
『それ考えたらマシなんかなーと思って』
タクヤ 「んーどうだろ」
タクヤ 「まだマシなのも今だけかもしれないしなー」
『えぇ、嫌なこと言わんとってよ…笑』
帰りはデパートに寄って1人1個ずつケーキを買った。
『ただいまー』
天音 「おかえり!」
『ケーキ買ってきたよ』
天音 「やった!」
天音 「天音のどれ?」
『天音はフルーツ、夢人はチョコケーキ』
嬉しそうに駆け寄る天音と見向きもしない夢人。
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作者名:たれめ | 作成日時:2020年8月24日 0時