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You side
タクヤ 「……好きだよ」
小春 「っ……」
小春とタクヤさんの会話が気になってつい聞き耳を立ててしまった。
まさか私の話をしてるなんて。
タクヤ 「だからなに？」
タクヤ 「絶対両思いにならないってことを笑いに来た？」
小春 「そんなことっ…」
…………タクヤさんと小春ってどういう関係なんだろう…？
小春 「私はただっ…」
タクヤ 「ただ……なに？」
小春 「………Aと親友になれそうって」
小春 「今日会ったばっかだけど思ったの」
小春 「……だから」
タクヤ 「邪魔すんなって？」
小春 「………」
タクヤ 「……心配すんな、そんなことしねーから」
タクヤ 「第一あの2人に邪魔なんか入れねーだろ」
ユーキ 「小春？」
この3人の関係性をよく知らない私でも、空気が重いのがわかった。
ユーキ 「なかなか戻ってこないから何かあったのかと思ったよ笑」
小春 「ごめんね、なにもないよ」
2人が話してるのを横目で見たタクヤさんは静かに楽屋に戻って行った。
.
ユーキ 「……ほんとになにもない？」
小春 「ユーキ…」
小春がユーキさんに静かに抱きついた。
小春 「私はユーキが大好きだよ」
小春 「今日のライブだってユーキしか見てない」
ユーキ 「……ほんとに？」
ユーキ 「ほんとにタクヤのこともう好きじゃない？」
え…？
小春 「それはほんとにないってずっと言ってるでしょ？」
ユーキ 「じゃあなんでタクヤにあんなこと聞いたの」
ユーキ 「なんでAちゃんのこと好きか聞いたの」
小春 「………なんでだろ、自分でもわかんない…」
小春は静かに泣き出した。
.
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作者名：たれめ | 作成日時：2020年5月31日 22時
