普通と恋 part2 (ページ42)

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You side

小春「で、カイくんとの出会いは？」

『……エビ特急見に行ってそこで目合ったんだけどね』

『一年後くらいに渋谷で偶然カイさんにぶつかったの』

小春「なにそれ漫画みたい笑」

『そこから何回か会ううちに惹かれていったって感じかな』

小春「じゃあカイくんのことそんな知らなかったんだ」

『うん、ひなたのペアの人ってくらいしか』

懐かしいな…

カイさんとぶつかったあの日。

小春「あ、始まるよ！」

小春に言われふと我にかえると、開場が暗くなって大きな歓声が。

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すごい……

ふざける時と真面目な時とのギャップが凄くて、釘付けになった。

それと同時に、やっぱりカイさんを遠く感じてしまったのも事実。

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小春「どうだった？初乗車は」

『……凄かった…』

小春「カイくんカッコよかった？」

『うん…』

いつものJKみたいなかわいいカイさんも垣間見れたけど、

何より私の知らないカイさんがたくさんいて、

カイさんのことをもっと知るにはライブに来るべきなんだって思った。

思ったけど…

『私が付き合ってていい人じゃないよね…』

小春「え？」

『なにもない』

『小春は辛くならない？』

小春「あー、最初は辛かったよ？」

小春「もうこれに関しては慣れかな笑」

そう言う小春は芸能人に負けないくらい可愛くて美人。

ユーキさんが好きになるのもわかる。

でも、私は……

普通だから。

どこからどう見ても普通の人間でしかない。

こんなんじゃカイさんと釣り合わないよ…

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