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You side
スタジオを出てすぐに向かう場所は、渋谷。
やっぱり私たちの始まりはここだから。
とりあえず時間もあるだろうし、カイさんと入ったカフェに入る。
あ、ここでアップルティー飲んだなぁ。
『Sサイズのアップルティーください』
前に座った席は空いていなかったから、その隣の席へ。
ここでカイさん先帰っちゃったんだよね。
懐かしいな…
ボーッとしてたら飲むのを忘れていて、
また冷めたアップルティーを飲む。
急いで飲んだアップルティーは
あの時のものより冷めてるはずなのにあったかくて
あの時の心情が思い返される。
.
カフェを出て、お店を少し回る。
あ、前みたいにタワレコ行こ。
待って、待って、待って
サインあるじゃん！
まやまとりったんのサインじゃん！
写真撮っとこ。
パッと写真を撮って横を見ると、また超特急のコーナーが。
…………私ほんとすごい人と付き合ってんだな…
「この時のタカシのビジュアル最高すぎない？」
私と同世代の女性2人組が超特急コーナーにやってきた。
「それ！ザ・王子だよね」
「あーでもこの時のカイの顎のラインやばくない？」
「ほんと！推し！」
あ、カイさん推しの人なんだ。
「カイに彼女いたらどうする？」
うわ、タイムリーすぎる話。
「えーでもいるでしょ、これだけカッコよかったら」
「隠してくれさえすればいいかな」
カイさん推しっていい人ばっかりなのかな、
なんて1人だけじゃわからないけど、
カイさんの人柄も関係してるんだろうなって思った。
.
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作者名：たれめ | 作成日時：2020年5月31日 22時
