普通と恋 part2 (ページ15)

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You side

カイ「お邪魔しました、失礼します」

ペコペコしてるカイさんを置いて、先に歩き始めた。

カイ「どうしたの？そんな2人きりになりたかった？」

『………何聞きましたか？』

カイ「ん？」

『両親から何聞きました？』

カイ「別に何も聞いてないよ？」

『うそ、絶対何か私の昔の話でもしてましたよね』

カイ「まぁ生意気だったとは聞いたけどー」

両親が何を垂れ込んだのか、恐ろしい。

だから私がいない状態の時に両親に合わせたくなかったのに…

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そんなことを考えていると、あっという間にカイさんの家に着いた。

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カイ「そうそう明後日から3日間代々木でライブなんだけど来ない？」

突然口を開いたカイさんから驚きの一言。

『え、明後日からなのにこんな呑気に過ごしてていいんですか』

カイ「年末リハしたし、明日はみっちりやるよ」

『……そうなんですか』

まぁ確かに1日から仕事ってさすがにないか…

カイ「そうだ、明日のリハ見に来てよ」

『え、そんなにいきなりですか…？』

カイ「タクヤも会いたがってたし」

『それほんとにタクヤさんですか？』

カイ「うん笑」

タクヤさんが私に会いたい…？

『それ何か企んでません？』

カイ「ひどい言われよう笑」

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ユーキ「あ、Aちゃーん！」

拒否権はないと言わんばかりにカイさんが話を進めてしまって、

結局リハーサルにお邪魔してる。

『お久しぶりです、お邪魔します』

ユーキ「今日もかわいいね～」

グイッと近づいてきたユーキさんに思わず後退りしてしまった。

カイ「近い」

カイさんがユーキの首根っこを掴んで離してくれた。

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