普通と恋 part2 (ページ2)

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You side

最寄りまでエビ中を聴きながら帰る。

あーそういえば大学芸会最高だったなぁ…

エビ中を聴きながらの帰り道はやっぱり早く感じる。

『ただいまー』

母「おかえり…」

なんか母のテンションが低い。

『どうしたのお母さん』

母「21にもなった娘がクリスマスに家でご飯なんて…」

なんだ、非リア(仮)の私を哀れんでるのね。

『うるさいなーいいでしょ別に』

母「はぁ…」

父が帰ってきて、3人でチキンとパエリアとケーキを食べる。

『ふぅーお腹いっぱいー』

母「はぁ…」

さっきからため息ばかり。

高校の時も大学生になってからも

彼氏がいた時隠していたから私がずっと非リアだと思ってる母親。

母「なんでこの子そんなモテないのかしら」

母「顔は良くはないけど悪くもないと思うんだけど」

母「はぁ…」

『もーうるさいな、いるから！彼氏』

母「え？」

『だから！今彼氏いるから！』

今日は暴露dayなの？？

母「見栄張らなくていいから」

母「だいたい彼氏がいたとして、クリスマスになんで家にいるのよ」

　

『……それはいろいろあるの！！』

久しぶりに大声出したな…

部屋に入ってベッドにダイブ。

………カイさん、何してるんだろう。

リビングのテレビから聞こえてくるクリスマスソングが

なぜか心に虚しく響く。

クリスマスなんて、どうってことないって思ってたのにな…

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