180 ページ30
You side
佑亮 「ダンス部入って本当に良かったです」
佑亮 「大学でもA先輩らしく頑張ってくださいね」
『うん、ありがと』
最後までニコニコで明るかった佑亮は、全力で手を振りながら教室に戻って行った。
華菜 「ほんまにいい子笑」
『ね笑』
華菜と笑い合っていると、隣の教室から太陽が出てきた。
海 「あ、太陽来た」
海 「あっちの教室空いてたからそこ行こ」
8人でぞろぞろと教室へ向かう。
凛 「…A、久しぶり」
『凛…』
凛 「いろいろ後でちゃんと話すから」
ガラガラと音の鳴るドアが、いつもより少し切なく聞こえる。
拓弥 「数人には言ってなかったと思うけど」
拓弥 「華菜と付き合うことになったから」
空き教室に入って拓弥が急にこんなことを言うから、
みんな感情がおかしくなってる。
太陽 「そうなんや」
太陽 「早川さんおめでとう」
華菜 「…ありがと///」
太陽以外は太陽に気遣ってか、何も言えなかった。
海 「…ちょっと凛いい?」
海 「隣の教室行こ」
凛 「わかった」
教室に重い空気が流れ、海と凛が出て行った。
稜雅 「複雑だなほんと」
太陽 「何があったん?あの2人」
『距離置き中?って感じ』
太陽 「えっ、なんで」
拓弥 「海がAのこと好きだとか言うから」
太陽 「え!?」
『ちょっと拓弥』
拓弥 「事実じゃん」
『だからって…』
何かを考えるような顔をしてる太陽。
そんな太陽をよそに、私は海と凛が話しているのを聞きに隣の教室へ行った。
.
99人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たれめ(プロフ) - まつおの嫁さん» 暖かいコメント本当に嬉しいです、ありがとうございます。これからなるべく更新頻度上げていこうと思うのでよろしくお願いします! (2022年9月16日 12時) (レス) id: a3092e0cbf (このIDを非表示/違反報告)
まつおの嫁(プロフ) - いつも更新楽しみにしています! (2022年9月15日 23時) (レス) @page17 id: 5e2c216960 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たれめ | 作成日時:2022年8月12日 23時