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You side
拓弥 「俺と滑る方が楽しいでしょ？」
『上級コースのが楽しいけどさ』
『それとこれとは別よね』
実力に合ったコースの方が楽しいに決まってる。
でも、それよりも太陽とわちゃわちゃしてるのが楽しかった。
拓弥 「今は太陽のこと考えないで」
さっきの私と同じこと思ってる…
凛 「Aー！」
『あ、もう1時間経った？』
凛 「あ、ごめん、邪魔した…？」
海 「拓弥、顔怖いから笑」
凛 「ごめん拓弥くん…笑」
拓弥 「海行こー」
海 「あ、A、凛をよろしく」
海 「ちゃんと見ててね」
凛 「もう…大丈夫やって！」
拓弥は海と一緒にリフトの方へ向かっていった。
『華菜んとこ行こっか笑』
凛 「拓弥くんに睨まれたー笑」
『まあまあ、私としては助かった笑』
華菜 「あ、凛来てる」
凛 「行こ！上のコース！」
『上は辞めとこうよ』
凛 「海にもあかんって言って行かれへんかってんもん」
華菜 「そりゃあかんって言うわ」
凛 「とりあえず私の滑り見て！」
凛 「最後に一回だけでいいから上行きたいねん！」
『まあとりあえずリフト乗ろか』
3人で凛のレベルに合わせたコースを何回も滑る。
凛 「上手くなったやろ？」
『まあ思ってたよりは』
凛 「だからさ、最後に上行きたいねん！」
凛がしつこいから
1番上はさすがに危ないってことで2番目くらいのコースに行くことに。
森の中っぽい感じの見た目のコース。
『ここのコース私1番好きかも』
華菜 「わかる、落ち着くよな」
『最高ー！』
華菜 「イェーイ！！」
『あれ、凛は…？』
華菜 「あ、ほんまや」
『ここで止まられへんし下行っとく？』
華菜 「ゆっくり下りとこか」
凛の声がいつのまにか聞こえなくなっていて、
早く滑り過ぎたかなと思いながらも下まで降りる。
この時異変に気付いていたら、あんなことにはならなかったのに。
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作者名：たれめ | 作成日時：2021年7月8日 11時
