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You side
最終日の朝、今回の修学旅行1の快晴＋3人で梅田で買った服で、
とてもテンションが上がる。
『でももう終わりやん…』
『受験嫌やーー！！』
華菜 「今それ言うのやめてや笑」
帰りの飛行機は、帰りたくないって泣きそうになるんやろな…
『よし！行こ！！』
時計台行って、札幌雪まつり行って、
じゃがバター食べて、札幌ラーメン食べて。
『楽しかったなー』
華菜 「やなー」
凛 「2人と来れてよかった」
『それ海が聞いたら泣くで笑』
華菜 「海も入れたげて笑」
凛 「それなら8人で来れてよかった、かな」
『そうやな』
集合時間のギリギリまで私たちは札幌を一望できる山の上にいた。
太陽 「Aさん」
『んー？』
太陽 「昨日のさ…」
太陽から話しかけられると思ってなかった。
みんなから離れて2人で景色を見ながら話す。
太陽 「あれって…どういう？」
『……そのまんまの意味』
太陽 「それって–––」
『もちろん友達としてじゃなくて』
はっきり言わないと……濁したって意味がない。
太陽 「………じゃああの子と別れたのって…」
『まあ言ったら太陽のせい？笑』
太陽 「えぇ！？」
『いや、嘘やって笑 まあ嘘でもないけど』
太陽 「いや…なんか……なんて言えばいいか分からんねんけどさ…」
太陽 「……まだ早川さんのこと諦めきれてないっていうか…」
『うん、分かってるよ充分』
『まあさ……ちょっと私のことも気にかけてってこと』
『華菜のことばっか見てるの見るのキツいしさ笑』
『そろそろ降りないと間に合わへんし、行こ？』
ずっと辛かったから、はっきり伝えられたことが嬉しかったのか、
すごく心が晴れた。
『これからもっと頑張ろ』
外は空気が冷たくて寒いけど、心はあったかい。
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作者名：たれめ | 作成日時：2021年7月8日 11時
