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You side
スキーウェアに着替えて、ホテル前に集合。
『歩きにくい…』
華菜 「凛、大丈夫？コケへん？」
凛 「まだ大丈夫やわ笑」
決められた経験値ごとの班に分かれて並んでスキー場まで歩く。
ここで初級の凛と、上級の私と華菜は別々に。
凛 「うぅー…」
『頑張って笑』
『明日の自由行動の時は一緒に滑るんやろ？』
凛 「うん…頑張って上達する」
上級の私たちは最初から長めのコース。
『久しぶりのスキー最高』
華菜 「やな」
私たちが滑ってると祐基が抜かしてきた。
祐基 「やっほー！」
『うわ、さすが』
運動神経抜群の祐基はもちろん上級。
海と拓弥も上級で、稜雅は中級、太陽は初級らしい。
『稜雅って絶対やったらできるから上級いけそうやけどな』
華菜 「でもほとんどやったことないのにいきなり上級はきついやろ」
『まあそっか』
海 「A」
『んー？』
海 「太陽見た？」
『いや？』
海 「次降りる時見てみて」
海に言われたから下に降りていくと、いきなりコケてる太陽が目に入った。
『下手くそやん笑』
太陽 「わっ、Aさん」
太陽 「苦手やねんスキー笑」
そう言って少しはにかんでる太陽がすごく愛おしく感じた。
……恋は盲目ってこーゆーことかな。
『まあ頑張ってー笑』
その日、私たちは2番目に難しいコースまで滑り終えた。
『あーしんど』
『スキーって疲れるねんなー』
凛 「………上達する気せーへん…」
華菜 「まあ明日の午前もあるしさ笑」
夕食はバイキングで思う存分食べて、
その後は修学旅行ならではの早風呂。
バタバタとしているものの、それが楽しいと思えるのが修学旅行で、
楽しいと思うからこそ時間が過ぎるのはあっという間でもう消灯時間。
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作者名：たれめ | 作成日時：2021年7月8日 11時
