【歌/い/手/】好きでした。【そ/ら/る】

3話 過去 ページ4

『奏多。今日すげーだるい。』

突然そう言われたからビビった。

そ「なんか大丈夫？最近元気ないけど？」

『まぁ大丈夫だよ。』

看「星野様。桜先生がお呼びになさっています。」

『はい。今行きます。』

奏多は、待ってて。そう言って(人1)は出で行った。

それから暫く経っても(人1)は、帰って来なかった。

ーーーーーー
(人1)サイド

突然言われたのは、非現実的な話で。

桜「……星宮さん。貴方は半年で……」

言われたのは余命宣告。

原因不明な病。私が第1号らしい。

なにかの虫に刺され、その中に最近見つけた生力を無くす菌が入ってた。

そう。本当に現実的な話では無かった。

『生きられないんですか。そうですよね。』

桜「残念ながら……こちらも出来る限り頑張ります。」

『はは。そうですよね。』

ーーーーーー

出来る限りもっと生きたかった。








もっともっと奏多と歌いたかった。







96ちゃんや天月さんともっと遊びたかった。








まふさんやろんちゃんともっと喋りたかった。









歌詞さんや他の人たちとコラボしたかった。






みんなと一緒にゲームしたかった。






みんなと出掛けたかった。







みんなと、、、






『う……あ、、、』

死にたくない。





そのつぶやいた声は病院の中で静かに消えた。

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