赤い糸の先には〜【黄瀬.東峰】黒バス × ハイキュー 完

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菅原さんが来てくれたおかげで...
旭さんの質問から逃げれた。


” Aの好きな人とか？ ”


涼太の事をそう聞いて来た旭さん。

涼太は...私の好きな人です。って...
そうはっきり言えないのは...


私は旭さんの事も好きになりつつあるから...


だから...ちゃんと答えられないんだ。






ちゃんと...自分の気持ちを整理しなきゃ。
こんな中途半端な気持ちは嫌だッ。


だけど...もう少し...
気持ちを整理する時間が必要だよ...








菅原さんが旭さんを体育館に連れ戻し
私もその後を追って...体育館に戻る。




一瞬...女の子たちの視線が突き刺さったけど
試合が盛り上がっていてみんなそっちに夢中。


助かった...。



烏野のみんなも大興奮...(笑)


涼太が抜けた海常だけど
桐皇に食らいついてて点差もそんなに無い。


さすが...インターハイ常連校。




涼太はベンチに座っていて
悔しそうな表情を浮かべつつも...
必死にみんなの応援をしている。


ギャラリーに顔を向ける事はなく...
あれから涼太と目を合わす事もなかった。






青峰君は私に視線を送ってくれたけど...


舌を出しながら ” バーカ ”

って...おいッ！！
本当...青峰君変わらなさすぎて何か安心する。






午前中の練習試合が終わり...
私たちは東京に戻る事にした。


貴「なんか...付き合ってもらっちゃって
すみませんでしたッ...。」

日「スゲーな！姫ちゃんの仲間！！
バスケって良く知らなかったけど
スゲー興奮した！！！」

澤「俺達もこれくらい会場を沸かせられるような
試合をするぞ！」

月「...みんな影響されすぎデショ...」

山「ツッキー！またそうゆう言い方する〜
ツッキーも興奮してたじゃんか！！」

影「青峰大輝...天才的な身体能力の高さだな。
負けてられねーな」

菅「おうっ！やるしかねーべ！
俺達も烏野らしい最高の試合を！！」

東「俺達には俺達にしか出来ない事があるからな！」

西「んじゃ帰りますかー！！
次、お台場行きたいっす！！！」





東京を観光しながらホテルに戻る事になり
みんなと盛り上がりながら体育館を出た。







” グイッ ”



わっ...な、なに？！
誰かに引っ張られた？！



後ろを振り向くと...




貴「...涼太...」



私の腕を掴み...
しっかり私の目を見て立っている涼太。



東「A？」

急に立ち止まった私に
旭さんも振り向き声を掛けた。




その瞬間...涼太と旭さんの視線が絡み合った。

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