赤い糸の先には〜【黄瀬.東峰】黒バス × ハイキュー 完

story22 ページ22

涼太の事を考えない日が...増えてる。


それは烏野バレー部マネージャーの生活が
すごく忙しいのもあるし...
すごく充実してるから...

それだけじゃない。

旭さん...
旭さんの存在が涼太の存在を薄れさせてる。



青「つか...今さらだけどなんで烏野？
まぁ、お前の事だし...想像つくけどな(笑)
どうせ黄瀬と離れりゃ振り向いてもらえるとでも思ったんだろ(笑)」



うっ...

ず、図星すぎて...言葉がでないッ。



青「けどよ...バレー部ってなんだよ。
せめてバスケのマネージャー続けねぇと
本当に離れちまうんじゃねぇの？
バレーなんかつまんねぇだろ」

貴「バレー楽しいよ。
バスケと変わらない。
みんなで一つのボールを追って...点を決める。
目指すところは全国。
ルールや、やり方は違うけど
根本的な所は変わらないし...目標も同じ。
今はバレーが楽しくてもっとみんなの力になりたいって思う！」

青「そうゆうとこ...変わんねぇのな(笑)
お前がマネージャーとか烏野のやつらには気の毒だけどな(笑)
まーお前がそれで後悔してねぇなら応援すんぜ。
ただ...最近の黄瀬ちょっとやべぇかもな」


えっ？？
涼太がやばいって...？


貴「やばいって...どうゆう意味？」

青「この間、海常とテツの学校が練習試合あるっつってさつきに無理やり連れて行かれて見に行ったんだけどよ。
あいつ完全にオーバーワークだ。
かなり足に負担来てるはずだぜ。

お前なら1番分かんだろ？
黄瀬が誰よりもオーバーワークしやすい奴ってよ」




分かるよ...
涼太は誰よりも負けず嫌いで責任感が強くて
目を離すとすぐ無理をしすぎる。


それでなくても涼太のプレイは人一倍足に負担がかる。


だから近くで見守って来た。
涼太が無理をしすぎないように...って




涼太のバカッ...





青「今まではお前が涼太を管理して来たから
あいつも安心してただろうが...
今のあいつにはお前がいない。
だから自分がオーバーワークっつーのも
きっと気付いてねぇのかもしれねぇな。

余計な事かも知れねえけど...教えとく。
明日、海常で俺たち桐皇と練習試合がある。
それだけ伝えたかっただけだ。
お前も無理しねぇで烏野で頑張れよ。
じゃーな！！！」


そう言って...一方的に電話を切った青峰君。


青峰君は涼太のために...私に教えてくれた？


明日...海常で練習試合。
だけど...私は今涼太のマネージャーじゃないよ。


私に出来る事なんて...


やっぱり涼太の隣にいるべきだったのかな...

story23→←story21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す