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次の日はまた部活。
昨日の分の穴を埋める為に、休む暇なく踊ってた。
昨日の俺は、正解だったのかな。
あんまり深く考えないようにしようと思ってたけど、休憩を取った時にスニョンに聞かれた。
後ろから俺の背中に飛び乗ってきたスニョンに、なんだよーって言ってから、痛くないように配慮しながらゆっくり落とす。
「なぁ、Aちゃんの為にあんなに練習してたってほんと?」
スニョンがニヤニヤしながら聞いてくる。
「うん。」
本当のことだもん、ちゃんと素直に答える。
「Aちゃんの反応、どうだった??」
「かっこよかった、って。」
俺よりも照れ始めた。
「まーじかっ!」
うん。遊びに行く前は、日曜の俺はもっと笑ってるだろうなって思ってたんだけどね。
「でもよく分かんないんだよ。」
弱々しい俺とは正反対で、スニョンは俺の背中を叩く。
「じゃー…今日また会いに行けば良いじゃん!」
「でも、Aちゃんは」
「Aちゃんのこと、分かりきったフリすんな、ばーか。」
ニカッて笑うスニョンに、俺も笑い返した。
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作者名:エギのなめこ | 作成日時:2020年6月10日 23時