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今日は眠いから机に突っ伏してた。
だから代わりに、ウォヌが俺のところに来た。
「昨日も行った?Aのとこ。」
「あ…うん。」
「元気だった?」
俺にそうやって確認するなら、会いに行けばいいのに。
俺が行くよりもAさんは、喜ぶと思うのにな。
「…なんで、2人は別れたの?」
「……」
他の人の恋愛事情って、自分の事じゃないから難しいよね。
「俺は、やっぱり…知っちゃダメなのかな。」
しばらくの沈黙の後。
「Aとは、友達としての方が上手くやっていけたから。」
「そっか…?」
友達以上になりたくて付き合ったんじゃないのかな。
そう思うのって、俺はそういうのに消極的で無縁だったからかも?
「好きじゃなかったら別れるのが普通だろ。Aは俺が好きじゃなくなった。それだけだよ。」
じゃあ、まだウォヌはAが好きなの?
好きじゃないの?
「ジュニ。俺たちはたかが"元"の関係だから、あんま気にすんな。」
ウォヌのその一言で、なんとなく聞かないことにした。
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作者名:エギのなめこ | 作成日時:2020年6月10日 23時