2BROには末者がいるんだよ

○○しないと ページ47

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2BROの末っ子組

ただいま

in○○しないと出られない部屋でございます



『誰得？』


「…リスナーさんの得？」



目の前の白い扉と白い壁

本当に何も無い空間に赤色の二人

少しメタイことを言う弟者と末者がいつのまにか立っていた



『これってどうすればいいのかな？』


「何もできないよねー？」



閉じ込められても落ち着いてのほほんと会話をし始める

花すら飛んで見えるくらいだ

しかし

そこにほんの少し

のほほんとした空間を乱す事態が落ちてきた



『ん〜？なんだこれ』


「なにそれ」


『さぁ？どれどれぇ…"相手を照れさせないと出られない部屋"…ですって』


「照れさせる？」


『よ〜しいく「待って俺がやる！！」



なにも疑問を持たず

いくぞ、と言おうとしたところ

慌てて弟者に口を塞がれ、遮られた

末者に語られたら照れる未来しか見えない！

そう確信している弟者が先に言ってしまおうと考えたからだ



「末者は可愛くて凛としてて、頑張り屋さんの才色兼備な俺の自慢！

でもすぐに頼ってくれるのが更に可愛い！

周りに褒めてもらいたくて、こっそり努力してるとこも健気で俺は好き

気配りが上手でいつも甘えちゃうけど、ちゃんと甘えてきてくれるのがグッとくる

高すぎず低すぎないハスキーな声、どこにいても分かるよ

その声が聞こえないと思わず探しちゃう

手とか俺よりちっちゃくてふにふにしててずっと握ってたくなるし

髪とか凄く綺麗、俺が末者の髪好きって言って伸ばしてくれるところ凄く好き

好きって言ったら好きって返してくれるのも凄く嬉しいし、やっぱり好き

俺は末者が好きで好きで大好きでたまらない

俺の大切な宝物」



少し恥ずかしく思いながら、つらつらと本音を打ち明けていく

口を塞いでいた手は頬を撫でて、髪を撫でて

きゅっと手を握った

自信はあるぞ

普段はここまで言ったりしない

さぁどうだ

これは照れたのではないか


しかし



『嬉しいなぁ』



末者は手強かった



『弟者がそんな風に思ってくれてたなんて』



本当に嬉しそうに笑っているだけで

けろっとしている

あれ？照れて…ない？

これは…反撃が始まるぞ



すでに弟者は照れているが

この部屋は

"照れさせないと"出られないのだ


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