アンティルドーン ページ15
【リクエスト】
『私がここで叫んだりするとか、逆に何もせず黙り込んだりとか、そうすれば何か変わると思う?』
「そんな話してる場合じゃないでしょッ!!何とかしてよッ!!」
『だよね〜!!』
大声で叫び散らす
そうしないと声が届かないのだ
上から迫るチェーンソーが大きな音を立てて意思疎通の邪魔する
顔を恐怖に染め泣き叫んでいた
___ザザッザ……やぁ可愛いモルモットの諸君
あぁ怖いかい?アシュリー、お楽しみはこれからだ
…君は随分と落ち着いているな
そんな君には決断してもらう
目の前にある銃を持ってアシュリーを撃ち殺すか、自分を撃ちたまえ
残った方が生き残る
選ぶのは…君だ___
『はぁー…、これで何回目だろうね…』
「意味分かんないわよッ!!何か知ってんの?!」
『知ってたらこうはならなかったなぁ、ごめんねアシュリーまた失敗だ』
「何よそれッ!!私を騙してたのッ?!」
『それも何回目かなぁ…そんなつもりないんだよ』
謝罪するその姿は、なんだか痛々しい
疲れているような
全て諦めているような
ただ
その瞳だけは、黒いはずの瞳は
ゆらりと揺れる焔のように
赤くきらめいていた
『大丈夫…って言っても安心できないか、でも、大丈夫』
「な、何するの?」
『ん〜?いいこと』
慣れた手つきで銃を掴み
躊躇なく頭に突き付ける
「はぁ?!何してんの?!」
『んはは!何とかしてって言ったじゃん』
「だからってそれはッ!!」
『また戻るだけだよ、今度こそ頑張るから』
理解ができないと、理解したくないと
脳が叫んでいる
だが、目が離せない
『どこかの誰かの言葉を借りるなら…
愛する女性が前にいるんだったら、男は、撃つッ!!!
…なんてね』
___パァンッ!!
リスタートだ
些細な決断が
運命をも変える
『あぁ、荷が重いなぁ…あと何回でクリアできることやら』
自分の選択が
物語の展開を大きく左右する
その物語は
無数の可能性の中のひとつにすぎない
『やぁみんな元気?みんなでまた集まることができて嬉しいよ
まず最初にみんなに言いたいのは
冬のバカンス・イン・ブラックウッドを今年も開くことができて本当に嬉しいってこと
で…あえてこのことは先に言うよ
去年のことであそこに戻るのをためらう気持ちも十分分かる
でも、分かってほしい
つまり、あそこに行くのは大事ってこと
絶対に来てね』
さぁ、慎重に決断をしよう
.
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まるごと林檎。 - 小心者さん» はあっ……好きぃッ……(昇天) (2018年10月25日 21時) (レス) id: e18209129a (このIDを非表示/違反報告)
ナベ子(プロフ) - 小心者さん» 末者と小心者さんが本当に大好きです……ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙………好き>†┏┛墓┗┓† (2018年10月23日 21時) (レス) id: 7511a89e9e (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - まるごと林檎。さん» Thank youリスナー愛してるぜ (2018年10月23日 15時) (レス) id: 7219828e63 (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 小心者さん» なぬっ!?わがはいは末者ちゃんと2BRO.と小心者ちゃんが大好きだあぁぁぁ!!いつもありがとうございますんッ (2018年10月23日 13時) (レス) id: e18209129a (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - 大沢雅さん» いやん嬉しい!私も好きです! (2018年10月23日 7時) (レス) id: 0f711932a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小心者 | 作成日時:2018年8月28日 21時