イケメン女子 ページ38
【リクエスト】
あの日
勘違いから始まった縁
乙女を守る広い肩、太い腕、可愛らしく作った乙女の顔の彼
ふくよかな胸、しなやかな腰、生まれ持った乙女の顔の彼女
正反対の２人が出会った
『ねぇねぇお嬢さん！今夜ひま？』
「やっだぁ！！お嬢さんだなんて！！あら、この前の子じゃない！！ちょっとうちにいらっしゃい！！」
『元からそのつもりで来たよ』
今回は偶然ではない
ちゃんと会いに来た
カマーベストを着こなし赤のネクタイを締めたスーツ姿の末者
かなり様になっている
『そーだ、これ』
「香水？」
『美人に会いに行くならプレゼントの一つくらい持ってこなきゃね？』
パチンとお茶目にウインクする
異性であればたまらない可愛いさ
同性であればたまらない格好良さ
『お礼は店の一番良い酒で』
「もう！どこまで男前なの！！」
「ママったら！どこでこんな良い人捕まえたのよ！！」
キャアキャアどんちゃん騒ぎ
接待をしていない人も顔を赤らめその席に着こうと必死になる
その中でも聞こえた真剣な声
「でもうちの一番はお高いのよ？」
『いいの、美人には貢ぎたくなるもんだから』
「一番良いの持ってきてぇええ！！！」
『んはは、酔うまで付き合ってね？』
___カラン…
運ばれてきた酒入りのグラスを傾けながら笑った
どこまでついてこれるのか
彼女についていける人はなかなかいない
「えぇ！今夜は長くなるわよ！貴女のお話、たくさん聞かせてちょうだい？」
『惚気ちゃおっかな』
「いいわね！聞かせて！」
流石ママ、聞き上手だ
楽しく話せて気分が良くなっていく
それは向こうも同じなようで
「それでね？！アタシがちょお〜っと迫ったら手のひら返すわけ！！どう思う？！」
『そんな男やめちゃいなよ、私といる方が楽しいでしょ？』
「そうね！あんな糞野郎こっちから願い下げよ！！」
『そうそう、魅力に気付いてくれない野郎なんてダメさ』
逆に相談に乗っていた
末者のスピードに合わせるとたちまち酔ったのだ
中立の立場からの視点は面白い
聞いてて飽きない
「貴女はどうなの！貴女ほど美人だったら１人…いや！５人くらいいるんじゃない？！」
『そんなにいらないなぁ』
「もったいない！！」
『どーせ愛す人は一人じゃん？』
「…アタシが悪いのかしら」
『え、別にそんなことは』
根本から負けた気がした
男女関係なく
惚れるのも時間の問題
.
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まるごと林檎。 - 小心者さん» 返信遅れてすいません！だいじょぶでしっ！ (2018年8月28日 5時) (
レス) id: a0a0b9abba (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - みぃさん» 嬉しい！ありがとう！ (2018年8月27日 22時) (レス) id: 2427521ea6 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 小心者さん» 初めまして！！この作品とても面白くて第1弾から見ました！猫の恩返しパロの弟者さんかっこよすぎて惚れましたありがとうございます！これからも更新頑張ってください応援してます！ (2018年8月27日 21時) (レス) id: f861e836fe (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - まるごと林檎。さん» リクエスト了解したぜ！見たいシーンとかあったり？ (2018年8月26日 15時) (レス) id: 2427521ea6 (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - リトル末者〜…おねがいだからわがはいのところにおいでー…はｯ、リクエストですっ！猫の恩返しパロを書いてほしいのですっ！ (2018年8月26日 11時) (レス) id: a0a0b9abba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小心者 | 作成日時：2018年7月13日 21時
