２８話 ページ29
〔小児科〕
緋「すいません」
看「はい？」
緋「救命の緋山です…!!」
言葉を途中で止めてしまう
緋山の目に写っているのはベッドに寝ている三井と橘の息子が補助人工心臓をつけて寝ている姿だった
緋「ｯ…」
それを見て息を飲む
橘「皆さ友達になってくれるといいな…」
三「そうね…」
ｶﾞﾀｯ
小さく物音がする
その物音に三井が振り返る
三「緋山！」
緋「…」
〔待合室〕
三「6年前にわかったの 拡張型心筋症 (人１)が見つけてくれてね」
緋「それって…」
三「…えぇ 移植しか方法はない でも優輔の年齢で移植心臓が見つかる可能性は限りなく低い つまりあの子が生き延びる可能性も限りなく低いってことね…だから出来るだけ傍に居てやりたい 補助人工心臓をつけて3年近い…多分もうそんなに時間はないから…」
緋「…(救命をやめる理由はこれだったんだ…)」
三「ごめん 緋山…今が一番面白い時期なのに 産科医としてやれることも増えてきてもっともっとって思う頃よね…そんな時に救命押し付けて」
緋「そんなこと…」
三「…ほんとに申し訳なく思ってる…」
緋「…(人１)が救命に戻らないのはこの事もあるんですか？」
三「…違うと思うわ (人１)が救命に戻らないのは藍沢がいないからよ」
緋「藍沢…ですか？」
三「えぇたしかに(人１)は優輔の病気について私が助けを求めたときから色々としてくれてるわ だから私達は救命に戻ってきてほしいと言えなかった」
緋「…」
三「でも私が救命をやめて優輔は傍にいることにしたとき…あの人…橘は(人１)に救命に戻ってほしいと言ったわ」
緋「(人１)はなんて？」
三「…「すみません、戻るつもりはありません でも優輔くんの病気とは関係ない 藍沢がいない救命に興味はありません」ですって」
緋「…ﾊｧ…ほんと変わんないな」
三「(人１)を救命に戻したいなら藍沢を説得した方が早いわね」
緋「それができたら苦労しないんですけどね」
三「ﾌﾌｯそうね あの二人は二人で一つなのよね」
緋「はい 一人でも強いのに二人揃うとさらに強くなる 同期ながら怖いですよ(笑)」
三「そうね(笑)」
〔次の日〕〔ヘリポート〕
白「よかったね悠斗くん意識が戻って」
藍「なんだ、結局徹夜か」
白「出動記録まとめてたら帰りそびれちゃって はい」
缶コーヒーを渡す
藍「サンキュ」
主「ありがとう」
白「どうかした？」
藍「いや」
白「今日はありがとう、助かった」
藍「俺は脳外科医の仕事をしただけだ」
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r0222(プロフ) - puku2002さん» 教えていただきありがとうございます、先程修正させていただきました。 (2017年10月13日 22時) (
レス) id: 987222949f (このIDを非表示/違反報告)
puku2002(プロフ) - 「そーだよ！もうちょっと言えばあいつらもうんって言ったかもしれないよ」このセリフは緋山ではなく藤川ではないでしょうか？ (2017年10月13日 20時) (レス) id: 1e1b813c79 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - r0222さん» 更新頑張ってください (2017年10月5日 22時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
r0222(プロフ) - あいかさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。頑張ります!! (2017年10月4日 21時) (レス) id: 987222949f (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読んでみたいので、更新頑張ってください！！ (2017年10月4日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自由人 | 作成日時：2017年9月25日 22時
