私の隣の席のアイツは国民的アイドルグループのセンターで、現代の天使と呼ばれています2

抱かれたい男1位と、現代ネット界の天使と ページ21

久しぶりの学校



クラスメイトの反応が少し気になったけど特になんともなかった




1部の生徒には「Aちゃん！大丈夫？」と凄く心配されたので「大丈夫だよ！」と言っておいた



移動教室の時に、例の先輩とすれ違った時は軽く睨まれた


なんか嫌な感じ



お昼ご飯の時間、スマホを開くとラビチャが来ていた


天からだ



天 「体調は大丈夫そう？
Aがお昼ご飯食べ始める頃に連絡して」


天って…過保護だなぁ…


陸くんにもこうなのだろうか…


「これからお昼ご飯食べ始めるよ！
特に何も無かったから大丈夫！」



と送って真っ白なお弁当箱の蓋を開けた


中にはミニオムライスにウインナーやサラダなど、色とりどりなお弁当になっている


天は何を食べているのかなぁ…そんなことを考えながらご飯を口に入れた









お弁当が食べ終わり、先生に挨拶をした後校門の前に行った


するとちょうど真っ黒な高級車が校門の前にとまった



楽 「おぉ、お帰り」


楽さんの「お帰り」という言葉になんと返事をすれば良いか分からず、「ありがとうございます」ととっさに返してしまった


後部座席のドアを開けると、そこには天が座っていた



天 「お疲れ、大丈夫だった？」



貴 「うん、大丈夫！」


そう言い、天の隣に座ると車は動き出した








どうやら龍さんはお仕事があるらしい


なので車の中に居るのは現代の天使と抱かれたい男1位とネット界の天使…


謎のメンツで困る私









沈黙を破ったのは、楽さんの一言だった




楽 「天とAって学校でもこんな感じなのか？」

サングラスをつけ、ミラー越しに私と天を見る


貴 「こんな感じ…とは？」


楽 「いや、そういう風に仲良いのかと思って」


天 「学校でも同じだけど」







そう天が言うと、楽さんは「ふーん」と言って、再び前を向いた



天 「先輩はどうだった？何か言われた？」


貴 「何も言われなかったよ
ただ、少し睨まれちゃったけど」


と言って苦笑いをすると天は私のことを見つめて


天 「もし何かあったらすぐに言ってね？」



と小さい子に言い聞かせるように私に言った




貴 「分かってるよ！笑」



やっぱり天使は天使だ…訳 顔が良い

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